ワンちゃんにも付けられる紛失防止タグ? Tile新モデルをAirtagと比較してみた

紛失防止タグといえば、『AirTag』一強だと思っていた、ガジェット初心者の筆者。むしろ『AirTag』以外の紛失防止タグについてはほとんど知らない状態だった。そこで今回初めてTile製品を使用してみることに。初心者なりに感じた、使い心地や機能性についてレビューをしていく。
バリエーション豊富なデザイン
Tileとは、アメリカの「Life360」という企業から出ているブランドである。「Life360」は家族との位置情報共有サービスを展開しており、今回紹介するモデルから、「Life360」のアプリとも連携ができるようになったようだ。
Tileは2012年に創業したブランドなので、2021年に発売した『AirTag』に比べると、スマートタグとしての歴史はかなり長い。

今回使用するのは、『Mate』(税込3980円)、『Slim』(税込5180円)、『Sticker』(税込3980円)の3種類。ちなみに、『AirTag』は税込4980円で、価格の違いはそこまでないようだ。
まず最初に感じたのは、「こんなにいろんなデザインがあるのか……!」ということだ。なんとなく紛失防止タグと聞くと、丸くて薄くて小さいというイメージだったが、Tile製品はどれも違うかたちで、取り付けたいものに合うデザインを選ぶことができる。
それぞれの外観を見ていこう。こちらの『Mate』はすでに穴が空いているデザインになっている。わざわざケースなどをつけなくても、キーホルダーやバッグにそのまま取り付けることができるのはありがたい。たかが穴、されど穴だ。
次は『Slim』。名前の通りかなり薄型のカードタイプで、その薄さ2.5mm。固めのカードケースや、かさばりたくない財布などにも、ストレスなく忍ばせておくことができる。
最後は『Sticker』。こちらは裏面がシールになっていて、取り付けタイプとなっている。挟めたり引っかけたりできないものは、ほぼこのタイプで対応できそうだ。リモコン、バイク、ヘッドホン、眼鏡ケース、仕事道具……小物から乗り物まで、とりあえず貼り付けておけば間違いない。
『AirTag』とも比べてみよう。大きさはそこまで変わらないが、やはりデザインは『AirTag』の方が可愛いと感じた。ただ『Mate』はブラックのほかに、ホワイト、ピンク、ライトブルー、グリーン、ブルーの全6色展開、『Slim』はブラックのほかに、ピンク、ライトブルーの全3色展開があるので、ほかの色ならそこまでデザイン性は負けていないかもしれない。
厚みの違いはこのような感じ。『Slim』は2.5mm、『AirTag』は8mmとさすがに『Slim』が圧倒的に薄く、Tileのデザインのバリエーションの豊富さがわかる。
紛失防止タグを日によって付け替えることはあまりないだろうから、Tileのようにデザイン豊富な製品群のなかから、取り付けたいものに適したものを購入して使うというのもひとつだろう。


























