蟹味噌スティック、うさぎ舌リップ…ギョッとするけど覚えやすい「SNSでバズったコスメワード」たち

 昨年から今年にかけて、SNS上で一風変わったコスメワードが広まっていることを知っているだろうか。本記事では、話題のコスメワードが生まれた背景を紹介するとともに、ユーザーにどういった受け取り方をされているのかについても考察していく。

 まずひとつ目に紹介したいのが、“蟹味噌スティック”だ。その名で呼ばれているコスメが「KANEBO」の『シャドウオンフェース』というフェースカラーである。シェーディングやアイシャドウベースとして陰影を出す際に使用するアイテムなのだが、その独特な色合いから“蟹味噌スティック”と呼ばれているようだ。

 田中みなみや鈴木えみなど、数々のタレントが本商品を愛用していることでも人気を集めているのだが、“蟹味噌スティック”という名前は、元NMB48のメンバーで美容系YouTuberでもある、吉田朱里の動画で大きく取り上げられている。

 ヘアメイクアップアーティストの岡田知子氏が吉田のメイク動画で紹介し、「開発の人が蟹味噌カラーっておっしゃってた」と語った。その後、吉田は本商品の特徴でもある透け感のある色味について「すごい計算して作られた色」「着眼点がすごい」と紹介した。

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 続いて紹介するのは、“うさぎ舌リップ”というコスメワード。うさぎの舌のような色味のリップのことなのだが、本物のうさぎの舌の色に近い……というよりは、うさぎの可愛らしさというイメージや、ニュアンスから広まっている言葉のように感じる。ただ、単なる“うさぎリップ”ではなく、“うさぎ舌”と指しているのが目を惹くポイントだ。

 “うさぎ舌リップ”は透明感があり、少し青みが入ったピンク色のリップを総称して呼ばれている。とくに代表的な商品でいうと「rom&nd」の『グラスティングカラーグロス』や、「TIRTIR」の『WATERISM GLOW TINT』など。“うさぎ舌リップ”というワードは、とくにTikTokやInstagramを中心に広まっているように感じる。

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