マッチングアプリ「Pairs」が海外展開を宣言 今春から韓国でサービススタート

続けて、綿引氏は、マッチングアプリの機能開発とその実績として「本音マッチ」というペアーズの機能を説明する。本音マッチとは、プロフィールに書きづらい本音の条件をペアーズだけに伝えてマッチングできる機能で、現在、特許出願中のステータスとなる。16項目から3つを選び本音を登録し、分析した結果から登録した本音に合う相手をAIがおすすめ。マッチング後に一致した本音のみが確認できるという仕組みだ。リリースから約1年で本音マッチの回答アカウント数は150万を突破している。なお、この本音マッチは韓国のプロダクトにも導入されており、現地の価値観でマッチングができるように最適化されている。
さらに女性ユーザーの体験改善にも注力し、女性ユーザー限定の「安心便利パック」をリリース。「いいね!」した相手だけに顔写真を公開できる、「限定公開写真」機能やもらった「いいね!」を絞り込んで確認できる「いいね!フィルター」機能だ。結果、安心便利パックを含む女性サブスクプラン利用者が急上昇中しているという。1年前と比較して購入者数の伸びは3.5倍。綿引氏は、「男性ユーザー、女性ユーザーに関わらず、実際に使っていてストレスのあるポイントだったり、実際にマッチングのクオリティを上げていくというところの機能を、無償プラン、有償プランに関わらず、今後どんどんアップデートをしていきたいと考えております」と意欲を示した。
最後に藤田氏はペアーズの安心安全に向けた最新の取り組みとして、「テクノロジーによる対策」「アプリ内外の啓発活動」「外部との連携・協力」の3つの柱を紹介。テクノロジーによる対策として、 eKYCを活用した本人確認、マイナンバーカードのICチップ読み取りによるオンライン本人確認の導入があり、ツール導入後に本人確認を実施したユーザーは24%増加する結果となっている。アプリ内外の啓発活動としては全ユーザーに対し「SNS型投資・ロマンス詐欺」の啓発を実施。外部との連携・協力については、デジタルプラットフォーム事業者と安全啓発に関する提携をする予定で、今夏以降に公表をする予定だとした。
今回の説明会では、ペアーズによる4つの挑戦として、アジアへの海外展開を果たす「グローバル」、オフラインのマッチング機会を拡大した「オフライン」、メッセージやデートに繋がるマッチングの質を向上させた「クオリティ」、最新テクノロジーで安心・安全を強化した「セーフティ」のテーマでプレゼンが行われた。また、会の終わりには本音マッチをはじめアプリUIの体験会や韓国語版ペアーズアプリ、ソフトバンク詐欺体験 BOTが参考展示として用意された。
























