マッチングアプリ『with』『Omiai』が「エニトグループ」を設立　20・30代を取り込み各々のサービスに反映

　20代向け価値観重視のマッチングアプリ『with』を手掛ける株式会社withと、 恋愛マッチングアプリ『Omiai』を手掛ける株式会社Omiai（株式会社ネットマーケティングから会社分割により設立予定）が、 2023年3月上旬にホールディングス経営体制に移行し、 マッチングアプリ『with』と『Omiai』の運営を行うグループとして「株式会社エニトグループ」を設立した。

　株式会社withは2022年11月に『Omiai』を運営する株式会社ネットマーケティングを子会社化することを発表し、株式会社withは『with』と『Omiai』のふたつのマッチングアプリを運営する会社となる見込みだ。そのうえで両サービスの「運営の効率化」と「経営の最適化」を鑑みた結果、『with』を運営する株式会社withと『Omiai』を運営する株式会社Omiaiの両社を束ねる組織として株式会社エニトグループを創設することに。両サービスの知見やノウハウを集約し、各サービスに反映させていくこと、人材の獲得や異動に柔軟な選択を持たせることなどで、両サービスの成長を加速させていくことを目的としている。

　グループ名の由来は、マッチングアプリを提供する会社として大事にしている「縁（en）」と日本文化にある”人と人とをつなげる“「糸（ito）」を足し合わせた造語で株式会社エニトグループと決定。

　グループの基本方針は『with』と『Omiai』両サービスのユーザー様の「満足度向上」と「ユーザー数の拡大」だ。 「満足度向上」という点に関しては、『with』と『Omiai』がお互いの学びや失敗をエニトグループに集約し、安心・安全に関する施策及びユーザビリティ向上のための施策を適切に遂行していくことで、今まで以上にユーザーが満足できる環境を提供していく。 「ユーザー数の拡大」に関しては、『with』は20代に支持されており、『Omiai』は『with』よりも結婚に対する意識が少し高い層及び30代に支持されている背景から、両社がそれぞれのコアターゲットを意識した最適なサービス設計及びマーケティング活動を行うことで、より多くのユーザー利用につながるよう尽力していくと掲げている。

　また『with』と『Omiai』ともに、「一般社団法人結婚・婚活応援プロジェクト（MSPJ）」の理事として、業界全体の活性化にも取り組み、社会課題となっている少子化問題や未婚率上昇の解決の一助になることを目指していくとのことだ。