【連載:「十束おとはの『テック・ファウンダー』」(第31回)】
銀座の街で“テクノロジーと音楽の旅”にでる 十束おとはの「Sony Park 展 2025」レポート

「ファイナンスは、詩だ。」は、羊文学の“歌詞”にフォーカスをあてた音楽体験ができるエリアです。
ここは大きな水盤が広がる空間で、羊文学の素晴らしい楽曲と水と光が融合し、より楽曲の世界に入り込むことができます。
羊文学の楽曲の歌詞が浮かんでは解けていく儚さと、美しい映像演出、そしてVo.Gt.の塩塚モエカさんの声がマッチして、世界観にぐっと引き込まれていきます。音響は壁から聴こえてくるような迫力があり、光の表現もふわっとしたり力強かったりといろいろな表情が感じられ、空間アートを体験しているような気持ちになりました。
ファイナンスと言葉……。どういう関係性なんだろうと思っていたのですが、きっとお仕事のなかでお客様と関わることが多く言葉をとても大切にしているのだなと感じたり、ナレーションで「言葉は、浮かんでは沈んでいく」「言葉は流れる」という言葉とともに水が流れているのを見て、水と言葉って似ているのかもしれないな……と考えたり、普段なかなか考えないようなことを、神秘的な空間で考える時間はとても贅沢なものでした。
体験のあとに床を歩いていると水たまりを歩いているような感覚になり、びっくり! これはソニーの触覚提示技術(ハプティクス)を活用した「Active Slate」という技術のようで、水たまりだけでなく、砂浜や氷などさまざまな感触を再現することが可能だそうです。
楽しくて思わず何度もうろうろと歩いてしまいました。みなさんにもぜひ体験していただきたいです。
体験型プログラム以外にもたくさんの魅力がある『Ginza Sony Park』。屋上は緑が映えたまさに公園のような場所となっていて、銀座の街並みをぐるりと見渡せる数少ない場所なのではないでしょうか。屋上は、数寄屋橋交差点の信号や雑踏の音も感じながら空も見渡せる、とても素敵な場所でした。屋上はチケット無しで入ることができるので、新たな憩いの場になりそうな予感です。
地下3階にはレストランもあり、1日楽しめる場所になっているのも嬉しいポイントです。そしてグッズも、カラフルで可愛いアイテムが登場したようです。マスキングテープとステッカーシート、どちらにするか迷ってしまいますね。
Part1は3月30日までで終了してしまったのですが、Part2が4月20日から始まるので、ぜひそちらに足を運んでみてはいかがでしょうか。入場は無料ですが、事前に予約が必要。詳しくは公式HPをご覧ください。
「Sony Park 展 2025」Part2:https://www.sonypark.com/sonyparkten2025/


























