【連載:「十束おとはの『テック・ファウンダー』」(第31回)】
銀座の街で“テクノロジーと音楽の旅”にでる 十束おとはの「Sony Park 展 2025」レポート

みなさん、こんにちは。十束おとはです。
銀座の街で一際目立つ、打ちっぱなしのコンクリートにアーティストたちの写真とカラフルな装飾。こちらは、2025年1月26日にグランドオープンした『Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)』。
"人々が思い思いに過ごせる多くの余白と、変わり続けるアクティビティによって、街や人に新たなリズムを生み出す都会の中の公園"というテーマだというこの空間。とても気になったのでさっそく遊びに行ってきました!
第1弾プログラムは、ソニーグループの6事業をテーマに、ソニーミュージックグループを中心とした6組のアーティストと共につくるクリエイティブな体験型プログラム「Sony Park 展 2025」。
Part1(Vaundy、YOASOBI、羊文学)が1月26日〜3月30日まで、Part2(BABYMONSTER、Creepy Nuts、牛尾 憲輔)が4月20日〜6月22日までと、展示が入れ替わる形式での開催となります。
3月30日まで開催されていたPart1のテーマは「音楽は、旅だ。」「半導体は、SFだ。」「ファイナンスは、詩だ。」の3つ。今回は、ひとつずつ体験したレポートを写真とともにお届けします!
「音楽は、旅だ。」は、音楽の地層空間を旅する音楽体験が楽しめるエリアです。
ダンボールで作られたという何百層もの地層は圧巻で、どんな旅が私たちを待ち受けているのだろうと入る前からわくわくします。入口ではひとりひとつずつヘッドホンが渡され、「僕の心の曖昧な地層」をテーマに、Vaundyがセレクトした約200曲の楽曲を自由に探索して聴くことができます。
ブースには曲だけでなく、当時のレコードやファッションアイテムなども置かれており、当時に思いを馳せながら音楽の旅を楽しめるのも嬉しいポイント。
聴きたい曲に端子を挿すとすぐに曲が流れ、QRコードを読み込むと、曲の情報を知ることができるというありがたいシステムになっています。
会場には椅子も設置されているので、座ってゆっくり音楽の世界に浸ることができます。
旅をして感じたことは、非常に幅広い曲がセレクトされているのだなということ。懐かしの洋楽からボカロ楽曲まで、ジャンルレスな地層ができており、新たな出会いがたくさんある楽しい旅でした。
個人的には、大好きな「ウミユリ海底譚」という楽曲を発見してテンションが上がりました……! 普段自室で聴くのとはなんだか違う気がして、新鮮な気持ちに。
続いて「半導体は、SFだ。」では、YOASOBIの楽曲である「HEART BEAT」の世界に、来園者も参加できる音楽体験ができるエリア。
楽曲のテーマでもある「心音」をモチーフとし、自分だけの心音オブジェクトを作成して曲と共鳴させるという、なんとも胸が高鳴るプロジェクト。
さっそく私も心音を作成してみました。まずはいくつかの質問に答えます。
心理テストみたいで楽しいです。その後、指をかざして心拍をスキャンし、あっという間に心音オブジェクトが完成。
これが私の心音のようです。名前はOTOHA。「黄色くて丸い可愛い子が出来上がりました。
私は数年間、ソニー・ミュージックエンタテインメントでアイドル活動をしていたのですが、そのときのメンバーカラーは黄色。なんだか運命を感じながら、ドーム空間へ移動します。
ここでは、曲や人の動きに合わせてオブジェクトが動いたり床が振動したりと、インタラクティブな体験ができます。OTOHAちゃんも嬉しそうにころころ転がりながら空間を楽しんでいました。
ちなみにYOASOBIメンバーのikuraさんとAyaseさんの心音オブジェクトも存在しているので、ファンにとってはたまらない空間ですね。会場に訪れたら、どこに2人の心音があるのか探してみてください。



































