【連載:「十束おとはの『テック・ファウンダー』」(第30回)】
話題の『SIGMA BF』も体験! 十束おとはが『CP+2025』で満喫した“カメラと映像の楽しさ”

みなさん、こんにちは。十束おとはです。
この連載を始め、はや数年。年々テック・ガジェット愛が深まってきている私にぴったりの楽しそうなイベントがあることを知り、遊びに行ってきました!
今回は2月27から3月2日にかけてパシフィコ横浜で開催されている、カメラと写真映像のワールドプレミアショー『CP+2025』を紹介します!
公式WEBサイトによれば、「『CP+とは、写真や映像の楽しさを、見て、触って、仲間と共感できる、世界中のカメラファンが集まるイベント」「カメラ・写真愛好家はもちろん、普段からスマートフォンで写真や動画を撮影・加工し、SNSを使って日常を楽しむ方まで、誰でも楽しんでいただけます」とのこと。
現代では多くの人がスマホを持ち、常に写真を撮れる環境にあるので写真撮影・編集加工というものがより身近になっている気がしますし、チェキやコンデジの流行など、スマホに限らず「写真や動画を撮りたい!」というニーズが増えているのではと感じています。
私がお邪魔したのは初日の午前中から午後にかけてだったのですが、平日朝にも関わらず会場にはたくさんの人が! 年齢層も幅広く、入口から既に盛り上がりを感じました。
まずは朝から行列ができていたSIGMAのブースへ。先日発表されて話題になったフルサイズミラーレスカメラ『SIGMA BF』の実機に触れる機会ということで、ブースは大盛り上がりでした。
さっそく私も触ってみることに。すべての操作が3つのボタンと1つのダイヤル、シャッターボタンで完結するというシンプルで明快なつくり。そしてなんといってもこのビジュアル。
繫ぎ目のないクールなユニボディ構造は、ひとつにつきなんと7時間もかけてアルミニウムインゴットから削り出されているそうな。見ているだけでもうっとりしますし、手にしたときのフィット感と重厚感も心地よいです。
シンプルな作りながら、13種類のカラーモードを搭載するなど機能面もバッチリ。色々な場面で活躍してくれそうです。
続いては、クラシカルでスタイリッシュ。憧れのHasselbladのブースへ。
スタッフの方が説明してくださり、私のようなカメラ初心者でも各カメラの魅力を深く知ることができました。
こちらのカメラは2011年に499台限定で発売された、Hasselbladとフェラーリがコラボしたカメラ。鮮やかな赤と横のロゴが最高にクールです。お値段はなんと税込みで285万6,000円だそうな。
こんな貴重なものが見られるのも、『CP+』の大きな魅力ですね。
ケンコー・トキナーのブースでは、ホログラムのような美しい写真が加工なしで撮影できる様々なレンズを体験しました。
カメラ用はもちろん、スマホ用のレンズも多く取り揃えていて、すっかり魅了された私はその場でポチったのでした(笑)。価格も1万円以下と手ごろなので、挑戦しやすいのが魅力ですね。
ほかにも、『ピントキッズ』というキッズカメラのハイテクさに感動したり、


タムロンブースでは初めて大型のレンズを装着したカメラを持たせていただいたのですが、重さに驚いて思わず石のように固まってしまいました。
そして、私が一番大きく衝撃を受けたのは、AIレタッチソフト『Evoto AI』のブース。
こちらのソフトは、AIの力でレタッチにかかる時間を大幅に短縮というもの。ワンクリックで肌の補正やメガネの反射除去ができ、さらに一括同期で作業時間が短縮できるそうで1,000枚の写真を“たった2分”で一括処理してしまうほどなのだとか、驚きです。
スタッフの方にデモンストレーションしてもらいながら実際に体験したのですが、加工アプリによくあるような、お肌全体を均一に綺麗にして、結果不自然になってしまうということがなく、ピンポイントで気になる場所を自然にレタッチしてくれることに感動しました。
数秒でお肌の気になる場所を探して綺麗にしてくれるなんて、夢のようなソフトですね。利用料金は年額プランと買い切りプランが選べてお手頃だったので、今度試してみることにします。
カメラやソフトの他にも、撮影した写真を飾るフレームを作っている会社さんのブースも。
こちらはDENTOという、広島県で額縁やフォトフレームを作っている会社さん。人の手で一つずつ丁寧かつ精巧に作られている額縁・フォトフレームたちは、大切な1枚を飾りたくなる魅力を持っています。
どちらかといえばデジタルにあふれる空間の中、木の温もりとブースの方の情熱に心がほっこりした瞬間でした。
また会場内では写真展も多く開催されていて、その中で印象的だったのが「ねこ写真展」と、学生サークルの団体エリア。
「ねこ写真展」は、尊い猫たちの姿がたくさん展示されていてずっとここに居たいなと思うほどの楽園。切り取ったものから偶然の出会いまで幅広い作品が展示されていて、その瞬間瞬間を記録しておくことの大切さをあらためて感じることのできる場所でした。
ちなみに私とリアルサウンドテック編集さんの推し猫写真はこちらです。
ブースではポストカードや、撮影されたフォトグラファーさんたちの“猫名刺”も配布されているので、気になった方はぜひ遊びに行ってみてください。
そして、学生団体エリアでは35の団体が撮影した写真を展示してるのですが、どの作品も個性があって見ているだけでわくわく。ここではカラフルなブースを作っていた「日本大学 生物資源科学部 文化部連盟 写真研究部」の学生さんにお話を伺いました。
写真の配置や選定をどのようにしているのか尋ねてみると、こちらのブースは写真をグラデーションのように並べているのだと教えてもらいました。色ごとに印象的な写真を各々持ち寄り完成させたそうで、特に生物資源科学部らしい植物や景色の写真が素敵です。
私たちが過ごしている日常って実はこんなにもカラフルなんだと、キラキラした目でお話ししてくださる学生さんのお話を伺いながら感じました。
楽しいなとるんるんで会場を歩いていたら、目の前にとんでもなく大きなプラレールブースが出現したり、
「オシャレ魔女♥ラブandベリー」の世界観にどっぷり浸かれたり
『CP+』には老若男女、誰もがわくわくできる夢のようなエンタメ空間が広がっていました。事前登録は必要ですが、『CP+』にはなんと無料で入場できますので、ぜひこの週末はパシフィコ横浜へ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
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