ペッパーくんがクラブで“パリピ化”? 街中から新たな活躍の場へ広がる「意外な姿」に迫る
CLUB THE PEPPER効果で売り上げは大幅増
「ペッパーのシンクロダンスはちょっと奇妙で、シュールな動きをするんですが、他では見られない光景だからこそ、自然と写真を撮りたくなるような雰囲気を醸成できていると思っています。
当初は、訪日外国人をターゲットにしていましたが、現在は日本と海外のお客様の比率は半分ずつになっていて、国内外問わずにCLUB THE PEPPERの面白さや楽しさが伝わっていると感じています」
加えて、CLUB THE PEPPERは「既存のナイトクラブのような空間にしていくのを目標にしていない」と塩田氏は言う。
目指すのは、子連れのファミリーでも楽しめるナイトスポットだ。観光で訪れた家族が、夜の時間に特別な非日常を味わえる。
ペッパーと触れ合ったり、一緒にダンスを踊ったりする体験は、まさに子供から大人まで楽しめるコンテンツであり、これが他のナイトクラブとの差別化になっているわけだ。
「いままで、日中のアフタヌーンティーは好評いただいていましたが、夜の集客に苦戦していたのもあって、今回の取り組みを始めました。結果的には、CLUB THE PEPPERによる夜業態の活性化を試みたことで、お店の売り上げが5倍以上になりました」
今後は、さらにCLUB THE PEPPERを盛り上げていくために「ニーズを拾いながら試行錯誤していきたい」と塩田氏は意気込む。
DJ以外にも、シンガーによるライブやアコースティックギターの演奏など、他ジャンルのパフォーマーを取り入れることにも挑戦しているという。
ロボットのいるクラブというユニークさと、日本が誇るカルチャー、テクノロジー、グルメを体験できる多様性。渋谷でしか味わえない“エンタメスポット”として、CLUB THE PEPPERはこれからも進化を続けていくことだろう。
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