体が石像のOLとは? aikoも絶賛の“超個性的”クリエイター・無地むーじの魅力
VTuberは、人間に近いキャラクターデザインを使用しているクリエイターが多いのだが、ほかにも動物の姿をしたクリエイターなども存在し、VTuberの容姿の幅は無限に広がっている。
今回紹介するVTuberも、現実ではありえない特性を持っていることで話題を呼んでいる。職業はOL、体は石像でできている、いわゆる石像OL系VTuberだ。
日常生活は一般的なOLとなんら変わりない。投稿している動画も、早朝ドライブやメイク動画、LOOK BOOKなど、定番企画を投稿している。ただ、“体が石像なだけ”なのだ。
そんな超個性的なVTuber「無地むーじ」の日常を、動画から紐解いていく。
石像OLの日常に生まれるシュールな笑い
石像なので当たり前といえば当たり前なのだが、ぶつかればヒビも入るし、折れることもある。2022年2月18日に投稿した「石像OLのメイク落とし&手首修復【無地むーじ】 | ロトスコープ | Stone statue make-up remover & wrist repair : Rotoscope anime」という動画では、残業した帰りに折れてしまった左手首を修復する、という内容になっている。
見た目はなかなかショッキングなのだが、本人は「いざ壊れるとびっくりしますね〜!」「いや、マジで困るわ〜……」と、思いの外平気そうなテンションで、折れたことを報告する。動画では体が石像であることが前提で進んでいくので、シュールなおもしろさが込み上げてくる。
「まずは化粧、というか絵の具を落としていきます」と、手首の修復に入る前にまずは化粧……ではなく絵の具を落としていく。「石像の化粧って絵の具なんだ」や「目とか髪の毛も絵の具塗ってるんだ」など、見ている側は心のなかでいろいろとツッコミたくなるのだが、動画は構わずどんどん進んでいく。
そして手首をくっつけたあとは、こちらに向かってとても得意げな顔を見せ「くっつきました。いや〜嬉しいです」と、報告した。あまりにもナチュラルな人間の動きを見せるので自然と無地むーじを受け入れるのだが、手首をくっつける際の音が「カキンッ」と石像の材質を感じさせ、「あ、そういえば石像なんだった」と、特異な設定を思い出させられる。
リアルな人間味のなかに“石像”という要素を当たり前のように差し込んでくるところが、無地むーじのシュールなおもしろさを生み出している。また、この石像の音が、ちょうど心地よくASMR的な要素も兼ね備えている。無地むーじの動画を寝る前に聞いているという視聴者も多いようだ。
石像ASMRの要素は、ほかの動画にも散りばめられている。2022年11月26日に投稿した「石像OLの顔面メンテナンスの一部【無地むーじ】|ロトスコープ|Stone statue office worker carves a double eyelid」という動画では、顔のメンテナンスを行う様子が投稿された。
普通顔のメンテナンスというと、フェイスパックやフェイシャルエステを想像するが、「無地むーじ」のメンテナンスは石像のメンテナンスだ。動画では「二重を彫る」というパワーワードが飛び出してくる。実際、彫っているときも石像を彫る音そのものが流れてくる。
この「無地むーじ」の魅力は、著名人にもフューチャーされている。2023年4月11日に放送された『マツコの知らない世界』に出演した歌手のaikoは、「無地むーじ」の動画をASMRとしても楽しんでいることを明かした。
石像の音と静かに語る声で、多くの視聴者を癒している「無地むーじ」。ぜひ寝付けない夜に動画を再生してみてほしい。
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