おうち焼肉を楽しむ小倉優子が絶賛した新型ホットプレート『evercook DECO DUO GRILL』の実力とは?
さらにリアルサウンドテックでは小倉が絶賛した機能面について掘り下げをするため、開発を担当したドウシシャのライフスタイル事業部 ハウスウェア商品ディヴィジョンの川出洋司氏に話を聞いた。
「構想から3年、実際の製作期間は2年半かかりました」と語るように、今回のホットプレートはかなり気合いを入れたアイテムのようだ。発表会でも6つのポイントが語られたが、特筆すべきは2枚のプレートから構成された独自構造にある。
プレートにシーズヒーターを埋め込んだ独自の“鋳込みヒーター”を採用することで、熱の立ち上がりが早く、焼きムラをなくす仕組み。「2枚の600Wのプレートは80度〜230度(5段階)で、それぞれ温度調節が可能です。肉や魚を高温で焼いて、もう片方は低温でじっくり野菜を焼いたりなどの使い方ができます。また一旦、片側で高温で表面を焼いて、中はもう片面で中温〜低温でじっくり焼く、保温しておくなんて使い方も可能です」とのこと。なお、立ち上がりから最高温度の230度までは約7分、600Wクラスではかなり早い。
また、巧みなのは片面でも両面でも使えるプレート同士の合間で、そこを”油落としスリット”として活用することで調理中の油処理の手間も省いてくれる構造。実際に使う際はヘラなどで中央部にさっと流すだけだ。
こだわった点として川出氏は 「プレートが丸洗いできるように遮熱板を付けない事も考えましたが熱効率を考え、取り外せる構造にしました。ヒータ―の熱が下に逃げるのを遮熱板でプレート側に持っていくことも性能に寄与しています」「また、本体とプレートが分離することでパーツ点数が多くなり収納時にまとまるようにデザインと収納時の構造にも苦労しました。持ち上げると隙間から本体が落ちる、端子カバーが収まりが悪い、油受けトレーがずれるなどの問題もありましたが設計修正などを経てバンドですっきりと纏める構造にできました」と振り返る。他にもダイヤルをアルミの削り出しにしたり、見えない安全部分のこだわりもあって、家電メーカーのドウシシャとしての矜持が細部に見える。また、この2枚のプレートは外して洗浄も可能、折り畳むようにすることでコンパクトに収納することもでき、ホットプレートにありがちな洗い方や収納スペースに悩む......という問題からも解放してくれる。
普段、ホットプレートを使ってオウチ焼き肉をしている小倉が「これが欲しかった」と言うのもわかる一台だ。なお、現在同製品はMakuakeで先行予約中、一般発売は夏以降を予定している。