登録者数ゼロからの再スタート 水溜りボンド・カンタの前代未聞な挑戦に迫る
2024年2月、水溜りボンド・カンタの個人チャンネルが登録者数100万人を突破したことを受け、カンタが新しいチャンネルの開設を発表した。新チャンネルでは、視聴者の"応援”によって物語が進む一大プロジェクトがスタートし、視聴者から好評を得ている。今回はカンタの新プロジェクトから、ファンとともに作るチャンネルの斬新さと面白さについて考えてみたい。
チャンネル登録者数417万人を誇る水溜りボンドは、カンタとトミーによるコンビYouTuber(2024年2月19日時点)。コンビチャンネルでは検証企画をはじめとしたエンタメ系動画を投稿する一方、カンタの個人チャンネル「カンタの大冒険」では、趣味や撮影の裏話などのコンテンツを配信。カンタの違った一面をみられるチャンネルとして好評を得ている。実はカンタの大冒険の登録者数は、2023年11月時点では50万人。そこからみるみる登録者が増加し、わずか3か月後の2024年2月4日に100万人突破という、驚くべきスピードでの大台突破だったのだ。
2024年2月11日に投稿された動画では、登録者数100万人を突破したことに感謝を述べると、新たな目標に言及。「また決意を新たにする瞬間」と切り出し、今後について「まったく新しいチャンネルを開設したいと思います」と宣言した。気になる新チャンネル名は、「KANTA STUDI O」。再び登録者数ゼロから挑戦することについて「狂ってます」と自虐的にコメントしているが、一体どのようなチャンネルなのだろうか。
KANTA STUDI Oはカンタがやりたかったことのひとつ、アニメーション動画専用のチャンネル。2024年2月11日に投稿された1本目のショート動画には、水色の模様が特徴的な卵が登場しており、「カンタの大冒険が100万人突破したら、謎の卵が見つかった」という話から物語が始まっていることが明かされている。
卵のなかになにが入っているのか早く知りたいところだが、カンタによるとチャンネル登録者数によって孵化が進んでいくとのこと。登録者が1万人に到達したところで、卵の殻が割れはじめるそうだ。カンタはこのストーリーを「映画にしたい」という目標があることも明かしており、映画化に向け、「みなさんのコメントとみなさんの高評価、皆さんのチャンネル登録のパワーで私たちの仲間のモンスターを生み出して」と呼びかけている。
この企画のストーリーはすでにカンタの頭のなかで出来上がっているそうだが、生まれてくるモンスターの名前はまだ決まっていないとのこと。モンスターについては、「みんなで名前をつけたり、そいつがなにをするとか、そういう動きをするっていうのも、みんなでコメントで育てていってほしい」と述べている。
この動画には、カンタが「みんなでキャラクター作った人いないでしょ」と話すシーンが収められているのだが、YouTubeで視聴者の声がここまで大きく反映されるプロジェクトはほとんどない。今回のプロジェクトは、「まだカンタの大冒険見ていない、水溜りボンドを知らない人が愛すようなキャラクターを作る」というカンタの思いから始動した企画に過ぎないが、実はこの試みは、YouTubeと全YouTuberにとって新しい、斬新な挑戦ともいえるのだ。
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