“猫ミーム”がSNSで大流行 定期的にバズを起こしてきた歴史を振り返る
ショート動画全盛期、ムーブメントとなっている“猫ミーム”とは
そして時代は追いつき、現代。XやTikTokを中心としたショート動画で、猫ミームはふたたびムーブメントを起こしている。いままでの猫ミームのように、静止画で表現をするという使い方ではなく、現在バズっているのはあくまで動画の猫となっている。
使い方としては、素材となる猫の動画を使い投稿者自身のエピソードを再現したショート動画を、XやTikTokといったプラットフォームに投稿するというものだ。数ある素材のなかでもとくによく使われている素材の猫動画には、Christellの「Dubidubidu(ドゥビドゥビドゥ)」という楽曲が使用されている。20年前の楽曲にも関わらず、猫ミームの影響でSpotifyのバイラルチャートで1位を記録しているのだ(2024年2月10日現在)。
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すでに多くのインフルエンサーやクリエイターが、猫ミームを投稿し話題になっている。猫ミームを使うメリットとしては、顔出しをしないまま自身のエピソードを紹介できることだろう。一般人や顔出しをしていないクリエイターにとっては、素性を明かすことなくおもしろいコンテンツを提供できるというメリットがある。昔に比べ、配信者やVTuberなど顔出しをしていない著名人が増えた状況にマッチしているのも、動画の猫ミームがバズっている要因だろう。
無痛分娩レポ #猫ミーム pic.twitter.com/56gIg5hz5c
— 届木ウカ (@todoki_uka) January 31, 2024
今回紹介した猫ミームは一部にすぎず、世のなかには数え切れないほどの猫ミームが存在する。国内だけ見ても、アスキーアート、画像、イラスト、動画など、その時代に勢力を持つプラットフォームに合わせた猫ミームが、定期的にバズっているように感じる。
いまはTikTokやYouTubeショートなどが台頭している時代だが、この先新たなプラットフォームがネット上に誕生したら、その時代に合わせた猫ミームが、また生まれるのだろう。見た目の愛くるしさと、絶妙にシュールな表情がネットの世界と相性がいいからこそ、猫ミームはバズり続ける。またいつか、新たな猫ミームが生まれるその日を楽しみにしたい。
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