ヒカル、動画での経費“2億円超”と告白 経営努力に視聴者「全ての経営者が見るべき」
YouTuberのヒカルが2023年1月9日に自身のYouTubeチャンネルを更新。2023年に掛かった諸々の経費を発表し、メインチャンネル経費の大幅削減に成功したことを報告した。
動画の冒頭でヒカルは資料を手に持ちながら「2023年の決算が出ました。売り上げとかに関しては、まぁまぁ、いろいろあるんで、あれなんですけど、要は経費ですよ。一体いくらお金を使ったのかっていうのが出ました」と話し始めた。
そもそも2022年は2021年に比べて、6000万円も経費が増加していたということで、2023年は「節約しよう」と誓っていた。それを踏まえての経費発表となった。
1月は同じマンションで賃貸契約を3部屋していたため「100万円」「60万」「80万」と合計240万円かかっていたそうだ。引っ越し前の食費は「外食、Uber、飲み代(ヒカルはほぼお酒を飲まないそうだ)は1ヶ月平均すると70万円」。ガスなどの光熱費は6万円だった。これが6月までの話。
6月以降は引っ越しをして家賃が330万円に跳ね上がった。そこは、1階と2階と地下を貸し切った、広々としたリビングや地下の撮影スペース、多数のゲストスペース、駐車場&ジム&サウナ付きといった豪華絢爛な仕様で、YouTube的な撮影の規制も緩いという優良物件だ。だからこそ「ここじゃないと生まれない動画もいっぱいあった」と力を込め、この増額は「無駄じゃなかった」と捉えているそうだ。
一方、食費は「抑えに抑えた結果……(月平均)130万円」に上昇。これはヒカルが馬刺しにハマり、Uber Eatsで注文しまくった結果だという。「(スタッフ分含め)5人前頼むと平気で(1回で)3万円は超えます。これを連日連夜」と実情を明かしていた。光熱費は平均3万円だったそうだ。
また、7月に引っ越し費用をまとめて約2000万円支払ったという。1年間では「家賃・光熱費・引っ越し費用で6700万円」。ヒカルは「これに関しては住む場所なので、そんな無駄遣いしたとは思っていない」と考えを示した。
続けて、YouTubeに関する費用の報告もあった。「前年度(2022年)は6000千万円増で、1億5000万円使っていたんですよ」と切り出しつつ、「音楽の外注費が4000万円、音楽の委託費800万円、ハマっていたアプリに課金1000万円、社外に対してのプレゼント代1100万円、MV撮影費1300万円、旅費と交通費1500万円……」などと詳細を語った。
しかし、2023年は圧倒的に企画費にかける出費を抑えて、内部スタッフへの還元に切り替えたそうだ。移動する席もエコノミーで、高級ホテルに宿泊することもやめたという。さらに音楽への支出も一切やめたことなどから、メインチャンネルの支出は1億5000万円から「2000万円(ティファニーで購入した品物など資産になる買い物は含まれていないそうだ)」と、大幅減となったという。この発表を受け、スタッフも「1億3000万円カットなんかあるんすね!」と笑っていた。
サブチャンネル「Hikaru Games」は、2億6000万円の支出だったという。ただ、これに関しては入手困難な状態が続き、高値で取引されている『ポケモンカード』などを扱っていることから、「資産として残る。いますぐ売っても(その金を取り戻せる)」と話した。さらに広告収益と案件でサブチャンネルは「1億以上稼いでいるんです。なので、なんならプラス(収益)でまったく問題ない」と力強く語った。
動画の再生回数に準じた収益も好調で、アパレルなどの事業も右肩上がりで成長を遂げているという。社長としての側面を持つ、ヒカルは、無駄な経費を削ぎ落とし、働いているスタッフに対しての報酬を厚くした2023年を振り返り「成長できた」と満足気に語った。
視聴者からは「これは全ての経営者が見るべき」「ニコニコしながら経費削減できたこと喜んでるヒカルくん可愛い、、」「コスト削減でも動画の質を落とさずに1億カットは凄い」「経費削減してそれを社員にボーナスで還元、、これをしてくれる社長いそうでほんとにいない」などさまざまな声が寄せられている。
ヒカルとは規模が違えど、“無駄な経費を削ぎ落とす”というのは、日々を生きるなかで課題と感じている人も多くいることだろう。支出したものをまとめておくというのは、確かに、生活を見つめ直す良いきっかけになる。動画を見れば参考になる部分もあるはずだ。気になる人は、チェックしてみよう。