連載「十束おとはの『テック・ファウンダー』」第16回:イルミネーション撮影
イルミネーションを上手に撮るコツって? 十束おとはがカメラマンに学ぶ
みなさん、こんにちは。十束おとはです。
12月といえば、イルミネーションの季節。キラキラと街が輝いていて、歩いているだけで幸せな気持ちになります。
先日、東京・代々木公園で開催されている『青の洞窟』を通ったので、素敵な光景を写真に残しておこうと思い、スマホのカメラを起動して撮ったところ、
「あれ……? こんなはずでは……」
そこには、謎の青い光とモヤモヤが写っているだけなのでした。
撮影した写真を見返しながら「スマホでももっと素敵な写真が撮りたい! リベンジしたい!」と思っていたところ、編集さんから「でしたら、プロのカメラマンさんに教えてもらいますか!」というありがたすぎるお誘いをいただきました。いざリベンジ!
今回は、プロのカメラマンさんから教えていただいた「スマホでも素敵な写真を撮れる方法」について書いていこうと思います。年末年始、きっと写真を撮ることも増えるかと思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
今回教えていただいたのは、リアルサウンドでもカメラマンとして活躍している林直幸さん。(このような方々のお写真を撮られています)
林さんいわく、「スマホでも充分綺麗に撮れますよ」ということで、早速ご説明いただきながら撮影してみました。ちなみに今回撮影に使用した機種はiPhone 11 Proです。
まず、撮影時に気をつけることはこの3つ。
(1)画角や色味は後で調整できるので、まず手ブレしないように1枚ずつ撮りたいものを丁寧に撮るべし
(2)ピントを合わせたいものをタッチする→お日様マークが出るので明るさを調節して撮影すべし
(3)撮影時に使えるモードやテクニックを駆使すべし
(1)と(2)は書いてあるとおりなので、(3)について私が初めて知ったことをお伝えしていきます。
いまやスマートフォンのあらゆるカメラに搭載されている「Live Photos」という機能をご存知でしょうか? これは、写真を撮った瞬間の前後数秒映像を記録してくれ、シャッターチャンスを逃してしまったり、早すぎたりしたときに、あとで遡ったり次のタイミングに飛ばしたりできるというもの。実はこれを駆使すれば、お洒落な写真を撮ることができるんです。!
画面上に出てくる「Live」をオンにする→写真を撮る→エフェクトメニューから「長時間露光」を選択。
すると……ご覧ください!
このように人がぼやっとしてイルミネーションだけを目立たせてくれるのです。お洒落だ……。
高速道路の写真で、車の光が線状にピカッとなっている写真を見たことある方も多いのではないでしょうか。なんと、そのような写真がスマホで撮れてしまうんだそうです。
さらに、ポートレートモードでも使えるテクニックを教えていただきました。手前の木だけしっかり撮りたいな……と思った時に使えるのが、ポートレートモードにしてピントを合わせたいものをタップする、というもの。カメラの単焦点レンズのように周りがぼやっとするので、こちらのようにいい感じに写ります。
幻想的でいつもの写真とは一味違います……。そのぼかし具合も簡単に調整できるそうで、写真撮影時右上に出ている"f"という文字をタップして調整できる「f値」を変更することで程度を簡単に変えられるので、私のような初心者でも簡単にお洒落写真を撮ることができました。
そして、さらに編集におすすめなアプリも教えていただきました!ありがたや。
(1)Adobe Lightroom
LightroomといえばPCのイメージがありますが、スマホ対応版も存在しています。無料で使えるモードも多々あるので、まずはインストールして使ってみてはいかがでしょうか。Lightroomではこんなこともできるぞ、というのをご紹介。暗い場所で撮った為、顔もなんだか暗くて盛れない時は「マスク」機能を使いましょう。人物を切り取ってそこだけ明るくすることが可能なのです。こんなに暗かった私が……。
すごい! 明るい! 盛れている!
(2)Blackmagic Cam
こちらは無料でハイクオリティな動画が撮影できるアプリです。映画のような質感の動画を撮影できるので日常使いはもちろん、イベント時にもかなり重宝しそう。こんな感じで色々なメニューが選べるので自分好みの色味で撮影が可能。
色々と教えていただいたので、最後にクリスマスツリーをどちらが上手に撮れるか対決を申し込みました! 負けないぞ。
うーん……完敗です!
対戦には負けてしまいましたが、たくさんのことを教えていただけてとても勉強になりました。林さん、ありがとうございました。
みなさんもぜひ撮影にチャレンジしてみてくださいね! それでは、よいお年を!
十束おとはが伝えたい“ゲームやガジェットの魅力” 「喋ると一言だけど、そのなかに一万字くらいの思いがある」
ゲーム・eスポーツ好きのタレント・アイドルとして、イベントMCやゲストなどにも引っ張りだこな"おとはす”こと十束おとは(フィロソ…