広瀬香美VRライブなどユニークな展示は要チェック 『Vket 2023 Winter』企業会場レポート

『Vket 2023 Winter』企業会場レポート

海の中に広がる「パラリアル沖縄」

 3つ目の企業出展会場は「パラリアル沖縄」。その名の通り、沖縄をモチーフにした南国風のワールドだ。入口近くにいるマンタを助けて、背に乗ると……

 なんと海中に降り立つ。色鮮やかな魚たちが泳ぐ中、沖縄らしい看板が並ぶ街並みにたどりつく。ここは「海の中に広がる沖縄」という趣向の会場とのことだ。

 街を通り過ぎたところには鍾乳洞・玉泉洞があり、さらに奥には水牛の牛車の姿も。先行体験会でも、沖縄在住の参加者が「これ、ホントに交通手段としても使われてるんですよ!」と反応を示すなど、沖縄らしいポイントはうまい具合に押さえているようだ。

 とはいえ、全体が“沖縄一色”というわけでもない。静岡県熱海市や愛知県豊田市など、地方自治体の出展はこちらに固まっているので、各地の特産品や名物を楽しむことも可能だ。たとえば豊田市は初出展で、ドローンや「空飛ぶクルマ」といったテクノロジーを前面に押し出している。

 一方、4回連続出展の熱海市は、どこかで見たような『海鮮丼タワーバトル』がブースをにぎわせる。常連ほどノリノリになり、変わった出展内容となっていくのは『バーチャルマーケット』でよく見られる光景だ。

 先行体験会でとりわけ評判が良かったのは、筆記用具メーカー・パイロットのブースだ。前回はボールペンを「かっこいいボート」に見立てた対戦ゲームを用意したが、今回はボールペンをきちんと筆記用具として使用する「お絵かきコーナー」が設けられている。

 とはいえ、ただ描くだけではない。キャンバスに描いた絵が、『ラクガキ王国』のように目の前で動きだすのだ。用意されたお手本をなぞってもいいし、なぞらなくてもしっかり動いてくれる。自由な発想を受け止める、インタラクティブなお絵かきコンテンツとなっている。ぜひ体験してみてほしい。

 順路の最後は、さながら竜宮城のように首里城が待ち構えている。数年前に焼失してしまった正殿が、ここでは在りし日の姿で存在している。

 またこの首里城には、HIKKYと協業関係にあるあしびカンパニー主催のイベント『OKIVFES 2023』のタイアップコーナーが設けられている。『バーチャルマーケット2023 Winter』と入れ替わるように、12月15日から12月24日まで開催される、沖縄にフォーカスしたバーチャルイベントだ。『Vket』の沖縄から、元祖・沖縄メタバースである『バーチャル沖縄』へ、バトンを渡すようにバーチャルイベントが続くのが、今年の12月である。

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