秋の味覚を至高の白米で! Panasonicの「Bistro」で創る美食タイム
Panasonicの「ビストロ」シリーズは、同社の調理家電の中でもフラッグシップ的な存在だ。これまでスチームオーブンレンジから始まり、いまやオーブントースターやホームベーカリーなどを含む高級調理家電のブランドとしての地位を築き上げている。そして、今秋には炊飯器が加わり、より一層「ビストロ」シリーズが賑やかになってきた。
発売された炊飯器は『SR-V10BA(5.5合炊き)』/『SR-V18BA(1升炊き)』の2機種となっており、色はそれぞれブラックとライトグレージュが用意されている。
ビストロの炊飯器は現代人の日本食を支える縁の下の力持ち!
日本では”ごはん”と言うと基本的には”食事”のことを指すが、歴史的に日本の食事シーンに米飯(ごはん)は欠かせない。調理師免許を趣味で取るほど料理が好きな筆者だが、普段は米は土鍋で炊いて食べている程、米飯にはこだわりがある。
みなさんは料理を作る際に、お米の炊き方を変えたことはあるだろうか? 先人たちは羽釜や土鍋などで米飯を炊き、繊細な日本食では用途に合わせて細かく炊き加減を変えてきたが、米飯無くして日本食は無しと言っても過言ではない。現在、果たしてどれくらいの方々が先人たちのようにお米の炊き加減を調整できているだろうか。
筆者は前述したように土鍋で炊飯をしているが、その日の料理や季節、気分などにもよって微細に変えている。ただ、普通に炊飯器を使っている方は炊飯の状態は「やわらかめ」、「ふつう」、「かため」などから選ぶことが殆どだろう。
ただ、「ビストロ」炊飯器の場合は細かく設定を変えることができ、おこげが楽しめるおこげモードもある。この微細な調整がボタンひとつで簡単にできるのが「ビストロ」炊飯器の魅力ともなっている。
秋の味覚をご飯と共に
まずは論より証拠。実際に「ビストロ」炊飯器を相棒に秋を楽しむ食を作ってみた。ちょうど執筆時期が旬とも重なったので、秋刀魚と牡蠣をおともに、それぞれ白米として炊いたときと炊き込みご飯として炊いたときで使用してみた。本記事で使うお米はしっとりと甘みが強い『ゆめぴりか』を使用した。
「ビストロ」炊飯器で炊かれたご飯は甘い香りが立ち、ふっくらと柔らかく、粒立ちが良い。盛ったご飯の中に多く空間があり、ふんわりと綺麗に盛り付ける事ができる。焼き上げた秋刀魚と合わせると秋刀魚の芳醇な脂がのり、口に白米を頬張るとふんわりとした触感が口の中で広がる。秋刀魚の旨味と相まって、白米が持つ甘みがじんわりと口の中を包んでくれる。これは至高の組み合わせで、白米は旬の秋刀魚の味をしっかりと受け止めながらも、その魅力をより一層膨らませてくれた。
秋刀魚の次に用意したのは、11月から旬を迎え、味が濃くなる宮城県産・大粒の殻付き牡蠣。剥いて生のまま炊飯器に入れてシンプルに塩、醤油、みりんと少量のはちみつを加え、炊き込みご飯にしてみた。こちらの炊き込みご飯も、お米の粒立ちが良く牡蠣のうま味をしっかりと吸い上げ、お米本来の甘みを感じられた。
牡蠣などの水分量が多い食材を使う場合、炊飯器によってはべちゃっとした仕上がりになったりと水の調整が難しかったが、ビストロの炊飯器では規定量のままでもしっかりとした仕上がりになるのが素晴らしい。