水晶が眠る鉱石“ジオード”開封動画が話題 「日本語の喋り方好き」カタコトのアフレコに癒される視聴者続出
科学やサイエンスと聞くと、難しそうな印象を持つ方もいるのではないだろうか。どんな人でも楽しめる科学実験を、YouTubeに投稿しているチャンネルがある。それが「LabNoz」だ。
今回はフランス人の男性・ノズマンが運営する「LabNoz」が、なぜ視聴者の心を射止めているのか、その理由について紐解いていきたい。
LabNozは、2023年1月にチャンネルを開設し、66本のショート動画のみで27.9万人の登録者がいる(2023年10月17日現在)YouTubeチャンネルだ。今回紹介するのは日本向けにつくられたチャンネルなのだが、メインチャンネルの「Dr Nozman」は登録者数455万人となっており、世界的にも知名度のあるサイエンスチャンネルとなっている。
「LabNoz」の概要欄には「サイエンス動画クリエイター。僕はフランス人で日本語を学びながら動画投稿しています」とあるように、彼がつくる動画の魅力は好奇心を刺激する科学動画と、カタコトで親しみやすい日本語のアフレコにある。
2023年3月に公開された「【不思議】僕が一番好きなアイテム!」は、再生回数950万回を突破し、大きな反響を呼んだショート動画である。
動画では“ムーバグローブ”と呼ばれる地球儀が紹介されていた。これはただの地球儀ではなく、手で持っているときも台に置いているときも回り続けるというもの。
誰でもマジシャンのように見せることができる地球儀だが、彼の動画の魅力は不思議なアイテムの紹介だけではなく、その原理もわかりやすく解説されている点にある。また「この方の日本語の喋り方好き」「喋り方が優しくて紹介しているものも綺麗で不思議なの癒されますね」と、ノズマンのカタコトながらも心地いいアフレコが癒されるという声が多数集まっていた。
ほかにも、動画の人気シリーズに「ジオードの開封動画」がある。ジオードとは、なかが空洞になっている石のことで、内側には水晶などの鉱物が入っている。最近ではTikTokで「これはジオードだよ」という言葉が流行り“ジオードニキ”と呼ばれるほどだ。
ジオードの開封では、普段見ることのない特殊な工具を使用して開けるのだが、割れるときの音がASMRのような心地よさがある。また、なかに入っている鉱物は開けてみないとわからないため、まるで自然が生み出した福袋のようなワクワク感が、ジオード開封動画の魅力なのだと推測する。
難しい印象を持たれがちな科学を、癒されるアフレコとわかりやすい説明で解説している「LabNoz」。たった30〜40秒ほどの動画でも新たな発見を得られるため、理系が苦手な人も彼の動画をぜひチェックしてみてほしい。
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