突如バズった歌手ライバー・KIMIKAが感じた“環境の変化” 「休む暇もないくらい仕事があるってすごく生きている感じ」

歌手ライバー・KIMIKAが感じた“環境の変化”

 ライブコミュニケーションアプリ『Pococha(ポコチャ)』で行われた「Your Storyーあなたの物語にはチカラがあるー」で、「KIMIKA」が見事インタビュー権を獲得した。16歳からプロの歌手として活動するKIMIKAは、最近SNSでのバズをきっかけに急速に知名度を上げている。そんな彼女を待ち受けていた環境の変化や『Pococha』でのリスナーとの繋がり、今後の大きな目標まで、たっぷりと語ってもらった。(Nana Numoto)

――『Pococha』を始める前はどんなことに取り組んでいましたか。

KIMIKA:小学生の頃から歌をやっていました。16歳から事務所に入ってプロとして活動するようになり、24歳でメジャーデビューしました。ずっと歌手が本業で、歌手活動の一環として『Pococha』をやっています。

――そうだったんですね。

KIMIKA

KIMIKA:作曲家とライバーをやっている友だちに、SNSのフォロワー数とかライブの動員数を増やしたいと相談したときに、「配信アプリをやるといい」と教えてもらいました。

――なるほど。『Pococha』ではどのようなライブ配信をしていますか?

KIMIKA:おもに歌配信ですが、朝はメイク配信で始まり、お昼はご飯を食べたり歌ったり、空き時間にはみんなの悩みを聞いたりもしています。歌と雑談を中心にいろいろなことをしていますね。

――歌手活動は10代から続けているそうですが、大変だと思ったことはありますか。

KIMIKA:人になにかを伝えるのは、すごく難しいと思いました。歌詞という限られた文字数のなかで伝えていくのは本当に難しいので、上手く伝わらないことの方が多いかもしれません。いい曲を書きたいと思っていても、いざ出来たときにみんなの反応を見て「今回は微妙だったかな」と考えてしまうことも。あとは、最近急激にSNSのフォロワーが伸びたことで、自分は「みんなが応援していたい人」であるべきだと、常に気を張るようになってしまいました。そこはちょっと大変です。

――フォロワーが多いからこその悩みですね。

KIMIKA: TikTokとかInstagramのリールが伸びたことで、フォロワーが1ヶ月で5万人くらい増えたんです。みんなが拡散してくれたおかげで、自分が投稿したリールが100万回再生、他の人が上げているのも全部200~300万回再生とかいっていますね。この1ヶ月で急激にバズったので、スタバでコーヒーを飲んでいても「あ、KIMIKAさんですね?」と言われるように。そんなこともあって、ちゃんとしていないといけないと思うようになりました。

――こんなに急激に環境が変わってしまったら、生活や考えも変わりそうですね。

KIMIKA:考えは変わりませんが、お仕事が急に増えたことでライブ配信できる時間がすごく少なくなってしまいました。応援してくださっている方には申し訳ないなと思いながらやっています。

――バズったなりの苦労もあるのですね。歌手としての活動とライバーとしての活動がそれぞれに良い影響を与えることは多いですか?

KIMIKA:普段の歌手活動では自分のパーソナリティが見える部分が少なくて。でも『Pococha』では、私という人間がなにを伝えたくてどういう活動をしているのかを近くで見てもらえるので、距離感の近いコミュニティとして成り立っていると思います。ライブでは逆にちょっとカッコいい私を見てもらえるので、そこのギャップを楽しんでもらえています。

――KIMIKAさんのようにSNSのフォロワーが多く知名度があると、『Pococha』の外からライブ配信を聴きにきてくれることもあるのでしょうか。

KIMIKA:もちろんあります。最近では、他のSNSで応援してくれていた方が『Pococha』に入ってきて、ライブ配信をきっかけに生のライブにも行こうと思ってくれるようになりましたね。逆もしかりで、『Pococha』から他のプラットフォームにきてくださる方もいます。

――ライブ配信をしながらTikTokやInstagramなどのSNSを更新するのは大変じゃないですか?

KIMIKA:正直、一番大変です(笑)。本当に寝る時間もなくて。毎日クラクラしながらやっていますが、それがすごく幸せです。休む暇もないくらい仕事があるって、すごく生きている感じがするなと思っています。

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