鷲尾伶菜が“リビング一体型”のゲーム部屋を作った理由 「ゲーミングスペースは生活の一部」

鷲尾伶菜の“ゲーム部屋”に潜入

 「プレイスタイルに合わせた空間から理想のゲーム環境をプロデュースする」をミッションに掲げる『BASE GRAPHT』の協力のもと、各分野で活躍するゲーム好き著名人のゲーム部屋を紹介する特集企画『理想の「My Gaming Room」』。

 今回話を聞いたのは、LDH JAPANに所属する鷲尾伶菜。2011年に開催された『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 3 ~For Girls~』において才能を見出され、E-girls、Flowerを経て、2020年末からは満を持してソロプロジェクトを始動。透明感の中に芯の通った歌声を活かし、ソロシンガーとして活躍する実力派だ。

 そんな鷲尾は、歌手としてだけでなくストリーマーとしても積極的に活動をおこなっている。実は彼女、「ゲーミングスペースは生活の一部に無いと」と断言するほどの、“生粋のゲーマー”。その理由や、デバイス選びのコツなど、鷲尾伶菜のゲーミングライフに迫った。(中村拓海)

物件選びのマスト条件は「ゲームスペースが作れるだけの広いリビング」

鷲尾伶菜のゲーム部屋
鷲尾伶菜のゲーム部屋

ーー鷲尾さんはゲーム部屋ではなく、リビングにゲーミングスペースを作られているタイプなんですね。リビングにこうした環境を置くというのは、お部屋を選ぶうえでも重要なことだったのでしょうか?

鷲尾伶菜(以下、鷲尾):はい。部屋の間取りも、ゲームスペースが作れるだけの広いリビングがある物件を探して選びました。

 別にゲーム部屋を作ろうと思った時期もあったんですが、色々考えると、生活の一部として、リビングの一角にゲームスペースを作った方が自分には合うと思ったんです。キッチンとかが遠くなっちゃうじゃないですか。それが嫌で(笑)。

ーーということは、家に帰ってきたらここが定位置?

鷲尾:そうですね。基本ここにしかいないかも(笑)。ご飯もここで食べちゃうんです。デスクの右側で食べて、左側でゲームするみたいな。これ、L字デスクあるあるですよね(笑)。

 なんなら、キッチンまで行きたくないから小さい冷蔵庫も置いちゃおうかなって思ってるくらいで。

ーー普段はどういったタイトルをプレイするのでしょう?

鷲尾:普段やっているのは、『VALORANT』、『Apex Legends』『Dead by Daylight』……あと『ファイルファンタジーXIV』もやります。オンラインゲームが好きなので、そればっかりですね。

ーーゲーム自体はいつごろから好きだったのでしょうか。

鷲尾:小学生のころからPlayStation 2などでゲームをしていました。そのころは、それこそ『NARUTO -ナルト ナルティメットヒーロー』や格闘ゲーム・アクションゲームばかりプレイしていました。そのあとPlayStation 4で『Call of Duty』にハマって、そこからは『レインボーシックス シージ』に行き、『Apex Legends』にたどり着いて……という感じです。

ーー筋金入りのFPSプレイヤーですね。以前、ELLYさん(三代目 J SOUL BROTHERS)や武知海青さん(THE RAMPAGE)にお話を伺ったときにも思ったんですが、LDH内にゲーム好きのメンバーがすごく増えていますよね。

鷲尾:たしかにそうですね。最初はそれこそELLYさんくらいだったんですが、最近は後輩たちもめちゃくちゃゲームをやっていますね。

ーー同じ事務所のメンバーと、ゲームで仲良くなるみたいなことも?

鷲尾:ありますよ! 一緒にゲームやったり、大会に出たりとかもありますし。私も、海沼流星(BALLISTIK BOYZ)とはゲームを通じて仲良くなりました。

 5年ぐらい前かな? 『フォートナイト』の世界大会で、有名人とプロゲーマーのペアでおこなうデュオ戦に出場したことがあったんですが、当時の私はまだ全然初心者で。そのときに流星がイチから教えてくれたのがきっかけで、いまでも一緒にゲームをする仲です。

コンディションやプレイするジャンルに合わせてデバイスを変える

L字デスクにしっかりとお気に入りのデバイスたちが並べられている
L字デスクにしっかりとお気に入りのデバイスたちが並べられている

ーーゲームスペースはどのガジェットを中心にして組み立てていきましたか?

鷲尾:最初に購入したのがL字のコーナーデスクでしたね。L字型のコーナーデスクを購入したところから、モニターを増やそうかな、と思ったところが始まりです。

 最初はモニター2枚でやっていたんですけど、このデスクにしてすぐに3枚にしました。だいぶ贅沢ですよね(笑)。

ーーレイアウト面でいうと、小物類も色々置いてあってお洒落なデスクにされていますよね。どんなものを置いてますか?

鷲尾:配信してるときにすぐリップを塗れるように置いていたり、リラックスする匂いのディフューザーを置いていたり……あと、手が乾燥するとゲームできないから、ハンドクリームも常備してます。

 で、『遊戯王』が好きだからカードを飾って……と好きなものと実用的なものを両方置いてます。

ーーゲーミングチェアはブラウンなんですね。

鷲尾:そうです。結構茶色系のインテリアが多くて、派手な色だと浮いちゃうので、馴染むデザインのものを探して購入しました。

 女性ゲーマーのお部屋をチェックすると、ピンクや白のチェアはよく見るんですが、もうちょっとシックで、かっこいいけどオシャレなゲーミングチェアが出たらいいな、と個人的に思っています。

鷲尾が掛けているのが、ブラウンでシックなゲーミングチェア。
鷲尾が掛けているのが、ブラウンでシックなゲーミングチェア。

ーー続いて、こだわりの機材や、「これが無いと始まらない!」というアイテムがあれば教えてください。

鷲尾:やっぱりこのオーディオインターフェイス、YAMAHA『AG03』ですね。定番アイテムなんですけど、配信者のみなさんの実況や動画を見て、オススメされている方が多かったので、私も真似して買いました。

YAMAHA『AG03』
YAMAHA『AG03』

 マイクはずっと昔からSHUREのものを使っていますが、この『MV7-K-J』は結構色んな方が使われている定番デバイスですよね。ちなみに、ラジオの生出演とかもこのスペースからやったんですが、パーソナリティの方よりもマイクの音がいいと言われて。「どこのマイクを使われているんですか!?」って本番中に聞かれたんですよ(笑)。それくらい音もいいし、気に入ってます。

SHURE『MV7-K-J』
SHURE『MV7-K-J』

 あとは、最近買い直したのはキーボードですね。SteelSeries『Apex Pro Mini Wireless』は本当にオススメです。これがめちゃくちゃ良くて、『Apex Legends』みたいなFPSをやる時は、キーの押し心地といい、思った通りにキャラが動いてくれる感じがします。あと、コンパクトなのもすごく良いところですね。

SteelSeries『APEX PRO TKL』
SteelSeries『Apex Pro Mini Wireless』

ーーキーボードがもう1台ありますが、デバイスはいろんなものを使い分けるタイプ?

鷲尾:そうですね。『ファイナルファンタジーXIV』などのMMOやRPGタイトルを遊ぶときは、ロジクールの『G913』を使っています。キーの押し心地が軽めのものを選ぶようにしているのは、こだわりのポイントですね。

WebカメラはLogicoolの『C922n』
WebカメラはLogicoolの『C922n』

ーー『Apex Pro Mini Wireless』もそうですが、軽めのキー軸が好みなんですね。そのほかのデバイスもご紹介いただきたいんですが……マウスの数、すごくないですか?

鷲尾:マウスは自分のコンディションや気分によって結構使い分けているんです。同じマウスでも、色違いのものを揃えていつでも好きなものを使えるように下に常備してあります。『Apex Pro Mini Wireless』に合わせて同じSteelSeriesのものを使うときもあるし、Logicoolの『G PRO SUPERLIGHT』を使うときもあります。でも、最近は『G PRO SUPERLIGHT』をメインに使っているかな?

Logicool『G PRO SUPERLIGHT』
Logicool『G PRO SUPERLIGHT』

ーーモニターは3枚構成ですが、メーカーやサイズがバラバラですね?

鷲尾:モニターは、それぞれ用途別に使い分けてます。SONYの『INZONE M9』は4K対応で、映画や動画を観たりするにはこれがぴったりですね。リフレッシュレートも高いので、ゲームにも使っています。

鷲尾のモニター環境。用途によって使い分けをしている
鷲尾のモニター環境。用途によって使い分けをしている

 FPSをプレイするときはLGのものを使っていて、これがメインモニターですね。それと、左側のASUSは縦モニターとして使っていて、ここで配信のコメントを見たり、Discordをチェックしたりしています。それと、『StreamDeck』もモニターの近くに置いて使っています。やっぱり配信をするときにすごく便利なんですよね。アイコンをピンク系で統一しているので、可愛いし、これもお気に入りです。

ーー映画や『FF14』のようなタイトルだと27インチが魅力的だし、ゲームだと24インチが使いやすい、と。そう考えると合理的ですね。このモニター裏と壁面のライティングは?

鷲尾:ASUSのモニター後ろにPHILIPS Hueのライトを取り付けていただけだったのですが、今回Nanoleafの『Shapes Hexagons』を2セット新たに追加しました。元々ずっと欲しかったアイテムなんですよ。取り付けてみたらすごく可愛くなったので、女性の方の参考になればうれしいです。

部屋全体を赤く照らすNanoleaf『Shapes Hexagons』
部屋全体を赤く照らすNanoleaf『Shapes Hexagons』

ーーすごく綺麗な配置になっていますよね。これは他の方の部屋も参考に取り付けを?

鷲尾:いえ、これはもう自分の好きなように配置してみました。普段配信をする時、自分からみて右側の壁が画角に入るので、そこにも映り込むようにと考えてみたりして。実際に取り付けてみたら、よりゲーム部屋感が増しましたし、やっぱり映えますね。すごくお気に入りです。

 普段はもともと家の電気を着けないタイプなので、今後はこれを間接照明代わりにして生活していくことになると思います(笑)。

壁面にはNanoleaf『Shapes Hexagons』を2セット使いで個性を演出
壁面にはNanoleaf『Shapes Hexagons』を2セット使いで個性を演出

ーーヘッドホン・イヤホンは何を使っていますか?

鷲尾:ヘッドセットは『ASTRO』のものを使っています。でも、じつは最近Appleの純正イヤホンを使うことが増えているんですよ。プロゲーマーの方々が「逆に良い」と言っていて、試してみたら結構ちゃんと足音も聴こえるし、最近はこれをよく使っています。

ーー特にお気に入りのアイテムはどれでしょう?

鷲尾:Razerのマウスパッド『Razer Strider Chroma』はお気に入りですね。昔は普通に小さいサイズのものを使っていたんですが、大きいサイズのものが欲しくて最近購入しました。大きいと、全部その上で済ませられるじゃないですか。キーボードがはみ出すこともないですし、そこも光らせたいなと思って、LEDが付いているモデルを買ったらとても良かったんです。

Razer『Strider Chroma』
Razer『Strider Chroma』

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