上司と部下が「会議中にドッキリ合戦」 取引先を巻き込むことであり得ないシチュエーションを実現
上司と部下の関係性を越え、部下から上司にプチドッキリを仕掛けるチャンネルがいま人気を集めている。チャンネル名は「けーさんとたろー」で、チャンネル登録者数80.6万人を誇る人気チャンネルだ。
けーさんとたろーは、けーさん(上司)とたろー(部下)という、男性の2人のメンバーから構成される。2人は、株式会社LINE CAST SUPPORTという人材派遣の会社で会社員として勤務しつつ、YouTubeやTikTokで動画を投稿している。2人はもともとTikTokでブレイクし、YouTubeでも人気を博してきた。TikTokは会社に許可を得て運営しており、フォロワーは約55.4万人だ。(2023年9月5日現在)
2人は、上司と部下という関係性では考えられないようなドッキリ動画を仕掛けることが多い。たとえば「リモート会議で背景がガチの絶景になってたら上司は気付く??」(2023年3月29日公開)という動画では、バーチャル背景ではなく、本当の牧場を背景にWeb会議を実施してもバレないのではないか、という奇想天外なドッキリを仕掛けている。当チャンネルは取引先を巻き込むドッキリも多く、ずば抜けた企画力の高さと柔軟さがうかがえる。
2023年8月26日に公開した「新規の営業先が「変な会社」だったら部下はいつ気付くのか!?」という動画にも着目したい。こちらも、実際に取引先の協力のもと、通常の商談では起こりえない数々のシチュエーションが繰り広げられる。商談の場に出てくる飲み物が甘酒だったり、社内の時報が学校のチャイムだったりと、徐々に違和感が増していく。仕掛け人はけーさん(上司)なのだが、たろー(部下)がいつこのドッキリに気づくかが見ものである。
このように、けーさんとたろーの人気の秘密は、上司と部下の垣根を越え、また一般的な会社では考えられない企画を実施する点にある。こういった非現実的なシチュエーションを視聴者は楽しんでいるようだ。また、2人の人柄の良さも、人気の理由のひとつになっているように思える。心からドッキリを楽しみつつ、お互いが相手を尊重する姿勢などが動画から感じ取れる。また、上記の動画を含め当チャンネルの動画は、人を傷つけない優しいドッキリ企画が多い。こうした視聴者への配慮もあって、チャンネル登録者数80.6万人という人気を誇っているのだろう。日常に笑いを求める方は、この機会にぜひけーさんとたろーの動画を視聴してみてほしい。
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