『今日好き カンヌン編』2話ーー人気継続メンバー・はなみちがデレデレに? 2ショットに誘い出した相手は……
はると×みう、初2ショットは「24話完結の韓国ドラマの1話目」のように
「24話完結の韓国ドラマの1話目」。スタジオの“恋愛見届け人”を務める井上裕介(NON STYLE)から、やたらとしっくりくる喩えが飛び出した『カンヌン編』2話。恋が始まるか、あるいは始まらないのか。想いのボーダーラインの瀬戸際を行ったり来たりする様子がうぶで、もどかしく、ほかに比べるものがないほど楽しい。新たなカップルの旅立ちを見守る『今日好き』の特徴を含めた上で、韓国・ソウル(カンヌン)というシチュエーションをも反映した、これ以上ないコメントだった。
よく言われる話だが、恋とはドラマの連続である。本稿でも、今回の2話のなかでも特にドラマさながらだったシーンについて、ふたつのハイライトに絞って振り返っていきたい。
まずは、井上に「24話完結の韓国ドラマの1話目」と言わしめた方から。この場面に登場したのは、この旅で初2ショットとなる、はると(八幡晴人)×みう(磯村美羽)。1日目夜に夕食の買い出しのため、みうからの誘いで、ふたりきりでスーパーマーケットに。
そんな“抜け駆け”を見せてくれた時点ですでにリアルな恋模様に甘酸っぱさを感じるわけだが、何よりもお互いが緊張感を滲ませながら、同い年にも関わらず、ときたまに敬語混じりで会話をしている愛しい距離感ったらない。双方とも心を近づけたいのは、目に見えている。なのに、そうしないし、簡単にはそうできない。彼らの間にある半径1mを楽しめるのは、我々視聴者だけである。
はるとの髪型について、みうは「下ろしているのも見たい、です」と、“です”を後付けするこの感じ。どうしても自然と、はるとの存在を目で追ってしまうと語るときの上目遣い。そんな一歩を踏み出すためのやりとりを、異国のスーパーマーケットでしているという俯瞰的な構図も『今日好き』だけの特別なもの。願いが叶うのであれば、ふたりの目の前にある、カップラーメンが陳列された棚に生まれ変わりたいし、そもそもいま、このカップラーメンたちはなにを思っているのだろうか……。
少しずつだが、縮まる距離感。ふたりが手を繋ぐのを待っていたら朝になっちまう……なんて無粋なことは言わず、ここは温かい目で2日目以降の展開を見守っておこう。はるとの心境、ならびにポテンシャルの全貌がまだ見えないのはともかく、少なくともみうの心変わりの可能性も少なそうなわけであり、それにこれはまだ「24話完結の韓国ドラマの1話目」でしかないのだから。