なぜ我々はにじさんじ・不破湊に“沼って”しまうのか 天性の人たらしが持つ「底知れぬ魅力と独特の空気感」について考える
新たにスタートした“ロックバンド”企画 年末のイベントで初ライブ披露が決定
VTuber~バーチャルタレントのなかでも特に精力的に活動しながら、その変幻自在な言動と独特の雰囲気で底知れない……そんな不思議な魅力を持つ不破湊。
夏休みの一か月間、朝6時半からラジオ体操をする「朝ラジオ体操企画」や、七夕の日に限ってリスナーやファンからメッセージを募って悩みや質問に応える「お焚き上げ配信」など、ファンの興味・注目を一心に集めるような企画配信も、彼の魅力となってきた。
そんな彼が今年になって打ち出した、新たな企画がある。それが、自身を中心にすえたバンドプロジェクトである。
不破湊のファンであればご存知かもしれないが、彼は日本のロックバンドに対して並々ならぬ愛情を持っており、3Dライブなどで歌を披露する際には“ほぼ必ず”ロック色の強い楽曲をセットリストに加えてきた。
プロジェクトそのものは2022年11月の「3周年ソロギター配信」をおこなった頃からうっすら考えていたと話しており、後輩・渡会雲雀の3Dお披露目で共演したことで、本格的にメンバーを探し始めることとなった。
現在は不破湊(ギター)、渡会雲雀(ボーカル)、イブラヒム(ギター)、ローレン・イロアス(ベース)の4人がメンバーとしてきまっており、ドラム担当だけがいない状態だ。
企画を発表してわずか数日後には、今年12月に開催予定である『にじさんじフェス2023』の3Dステージ「ガーデンステージ」内の企画「MUSIC GARDEN Day1」に出演することが発表された。
「バンドをやる!」「楽器をやる!」と語るだけでなく、実際に楽器を見に行って購入、にじさんじでも最大級のイベントで発表の場を設け、失敗は許されない、「背水の陣」を敷いた“マジでガチ”な企画として、にじさんじファンやリスナーから期待が寄せられている。
ときにファンやリスナーと向き合う機会を持ちながら、自身のやりたいことや目標に向けてさまざまにトライしつづけることで、彼はこれまで強い支持を受けてきた。
穏やかさとユニークさを気分によって出し引きするかのような、底知れない魅力を発揮しつづける不破湊。彼にとって、ゲーム画面も3D空間も変わりがなく、活躍する場所を問わないのだろう。そのマルチなタレントと鋭敏なセンスを十分に発揮すれば、どこまででも行ってしまいそうなほどだ。
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