“趣味で車を修理する”YouTuberあらわる 古い車が綺麗になっていく爽快感が視聴者を虜に

“趣味で車を修理する”YouTuberが現る

 古い車が修復されていくレストア系の動画は、YouTubeで一定の人気を誇っている。YouTubeには数々のレストアチャンネルがあるが、なかでもチャンネル登録者数10万人以上のチャンネルがあるので、今回はぜひ紹介したい。チャンネル名は「シュンヤのガレージライフ」で、チャンネル登録者数13.8万人を誇る。

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 シュンヤのガレージライフとは、車の鈑金や塗装、整備の様子などを届けるチャンネルだ。古い車が綺麗になっていく過程を、エンターテイメントとして届けている。シュンヤ氏は元々ディーラーの塗装屋であり、レストアのなかでも特に塗装について詳しい。チャンネルではレストアできる車を売ってくれる方を募集しており、チャンネル概要欄では「修理できる箇所が多ければ多いほど喜びます」と記載するほど、心からレストアが好きである様子がうかがえる。

タッチアップで魅せるプロの技【板金塗装】タッチペンのスゴ技 DIY paint touch-up

 ほかのレストア系チャンネルの傾向と同じく、数十分の長尺で車が修復されていく過程を動画で届けている。人気動画の傾向を「タッチアップで魅せるプロの技【板金塗装】タッチペンのスゴ技 DIY paint touch-up」という動画から分析する。この動画では、車の傷をタッチアップペンなどを使って補修する様子を、丁寧に説明している。タッチアップペンとは、傷ついたり塗装が剥がれてしまった箇所を修正するために使う『筆タイプの塗料』のことだ。

 塗料を塗る際は、傷の周りにマスキングテープを貼り付けることで、余計な箇所に塗料を塗ってしまうのを防ぐことができると解説。一度塗ったらヒートガンで乾燥させ、また塗るという工程を繰り返し、塗膜に厚みをつける。その後、指で触ってマスキングテープと塗料の段差を感じない程度まで耐水ペーパーで削り、仕上げをして終了となる。自分で車を修理したい方にとって、市販の道具や塗料を使い、プロが丁寧に説明してくれる動画は非常にありがたいものだ。視聴者も「自分でやってみたいと思っていたので助かりました」「これを手本に直してみようと思います」といった、感謝の意見が多く目立った。

 その他SNSを見ていると、レストア系のチャンネルの中でも、「シュンヤのガレージライフ」はレベルが高いとの評価がよく見られる。車のレストアを勉強したいと考える方が、当チャンネルを視聴して勉強しているようだ。なかには、一般人では実現できないような機器や凄腕の技術も多いが、時間をかけて車がキレイになっていく様子は、見ていて非常に気持ちがよい。愛車を長く大切にしていきたい人にとっては、必見のチャンネルなのではないだろうか。

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