手のひらサイズの“究極小型ゲーム機 ” 圧倒的冷却性能のゲーミングスマホ『ROG Phone 7』シリーズにはどんなゲームも任せられる!

台湾に拠点を置く電子機器メーカーASUSTeK Computer(ASUS)から、ゲーミングスマートフォン『ROG Phone 7』が登場した。グローバル版は2023年4月に、日本向け版は7月に発売。ASUSのゲーミングブランドであるROG(Republic of Gamers)の名を冠するだけあり、このスマホはスマホゲームをするうえでどこまで深い体験を得られるかに終始している。
ラインナップは『ROG Phone 7』と、上位モデルにあたる『ROG Phone 7 Ultimate』の2機種で、今回は『ROG Phone 7 Ultimate』のレビューをお届けする。
ハイエンドスマホに申し分ないスペック






特徴的な要素として、本体の側面にもType-C端子が備わっている。スマホを横に持ってゲームをする場合、底面のType-C端子から充電しているとケーブルと指が干渉してしまうが、側面から充電すればケーブルとの干渉も防げるというわけだ。また、この側面のType-C端子はほかにも用途がある。それが外付けクーラーとの接続だ。
もはやPCを思わせる、圧倒的な冷却性能

これはSoCが高い処理性能を発揮しているためだが、放っておくとその温度は50度や60度にもなり、手で持てないレベルにも達する。SoC自身も熱によってダメージを受けてしまうため、スマホやPCは様々な方法でSoCの温度を下げようとするのが一般的だ。温度を下げるための冷却システムにおいて、『ROG Phone 7 Ultimate』は尋常ではないレベルでこだわっている。以下の公式動画がわかりやすいだろう。
「GameCool 7」という冷却システムを搭載し、3つの方法から冷却アプローチをとっている。ひとつは、SoCの熱を効率的に分散させる「ラピッドサイクルベイパーチャンバー」。もうひとつは高熱伝導シートの「グラファイトシート」。そして最後のひとつが、外付けクーラーとなる「AeroActive Cooler 7」だ。


面白いのは、クーラーとスマホを接続させるとスマホ背面のカバーが一部開き、内部のベイパーチャンバーを直接空冷させることができる機能「AeroActive Portal」だ。いまだかつて、本体そのものを開くことで冷却するスマホがあっただろうか?


実際に、スマホゲームの『原神』を、クーラーがある状態とそうでない状態でプレイし、本体の発熱具合を確かめてみた。クーラーがない場合はそれなりに熱を感じるが、クーラーを装着するとほとんど熱を感じなかった。持ち方にも違いは出ているが、冷却の効果は確実に出ているだろう。




冷却がもたらす、深いレベルでのゲーム体験
『ROG Phone 7 Ultimate』は、とにかく「AeroActive Cooler 7」との組み合わせが強力なスマホだ。記事執筆時点で「AeroActive Cooler 7」単体販売の予定はないため、このパワフルなスマホの真価を味わいたければ『ROG Phone 7 Ultimate』を選ぶべきだろう。

ゲームや動画など、あらゆるエンタメをじっくり味わえるスマホ。それが『ROG Phone 7 Ultimate』だ。ASUSはノートPCなどでも冷却システムに力を入れているが、スマホだからといって一切妥協がないことがおわかりいただけただろう。
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○参考情報
https://rog.asus.com/jp/phones/rog-phone-7-ultimate/
https://rog.asus.com/jp/phones/rog-phone-7/
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