にじさんじ・えま★おうがすとが森中花咲に人生を救われた話　路頭に迷っていた状況からデビューを果たした彼女のこれまでとこれから

文＝草野虹
えま★おうがすとが森中花咲に救われた話

えま★おうがすとといえば”お酒好き”　デビュー時から今もつづく晩酌配信

　デビュー以前のエピソードやスクール水着を普段着として着こなすビジュアルなど、なにかと刺激的な印象がつよいえま★おうがすと。そんな彼女の配信は、彼女にとっては無くてはならない“あるもの”の影響もあって、予期せぬ展開へともつれ込むことがある。

　えま★おうがすとは、お酒が大の好物なのだ。

【晩酌？】朝から酒を飲むえま★おうがすと【にじさんじ / 公式切り抜き / VTuber 】
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　デビュー直後の2019年11月19日に初の「晩酌雑談配信」がおこなわれ、11月23日からは深夜0時前後から開始される「えまと晩酌」という定期配信が始まった。

　えまは事前に呑むお酒やおつまみを知らせ、リスナーも思い思いのお酒・飲み物・食べ物を準備して共に晩酌を楽しもうという内容であり、現在まで欠かすことなく継続してきた。

　当初は金曜日に固定しておこなわれていたが、定期配信を始めてから3年を迎えた2022年11月23日以降は水曜日へと移動され、スケジュール次第では木曜日などに開催されることもある。

　えまが嗜んできたお酒は数知れず。缶ビールや缶チューハイといった気軽なものから、焼酎・日本酒・ワイン、あるいはウイスキー・テキーラなどさまざまだ。チョイスする銘柄は「どういう味がするの？」とリスナーがついつい尋ねたくなるような珍しいモノも多い。そして、実際にリスナーが手に取りやすいものであるのも一つの魅力といえるだろう。

　たとえば昨年末ごろに呑んでいたものでいうと、「ボジョレーヌーボー」「天狗舞 山廃純米のひやおろし」「ナーリー・ヘッド 1924 バーボン ダブルブラック」「薩摩酒造 芋焼酎飲み比べセット」などを幅広く嗜み、数年前には「フォーピラーズ ブラッディ シラーズジン」「エヴァン・ウィリアムス 12年赤ラベル」なども嗜んでいた。これらは時期や流通量にもよるが数千円ほどで購入でき、比較的手に入りやすいものが多い。

　一般人には手が届かないような数十万レベルの高級なお酒ではなく、あくまでも誰もが飲めるような価格帯のお酒を選びつつ、ここまでバラエティのあるチョイスになるのかと驚かされる。

　単にえまがリスナーとお酒を飲みつつ雑談している配信も「えまと晩酌」とすることもあるので、ふわっと力の抜けた企画であることも記しておきたい。

　そういった状況でつづいてきた同企画。その配信数はえま自身の調べから換算すると既に250回を超えており、「えまと晩酌」が彼女の配信活動において無くてはならないものへと成長していったことが伝わってくる。

　にじさんじのなかにもお酒好き・酒豪といわれるタレントが何人もいる。竜胆尊、でびでび・でびる、舞元啓介、ベルモンド・バンデラス、早瀬走、シスター・クレア、ニュイ・ソシエール、アンジュ・カトリーナ、白雪巴、北小路ヒスイ、社築、三枝明那、甲斐田晴、加賀美ハヤトなどなど……。

　配信上でお酒を飲んだことがある、またはプライベートの食事会や飲み会でやらかしたエピソードなどを明かすメンバーもおり、その数は枚挙に暇がない。

　そんななかにあって、毎週定期的にお酒を呑んで「晩酌」を主軸に雑談配信をおこなっているのは、実はえま★おうがすとの「えまと晩酌」だけだ。忘れがちではあるが、にじさんじの誇る酒豪・酒好きとして彼女のことを忘れてはいけないだろう。

　ちなみに、おなじ酒好きであるでびでび・でびるの50万人記念配信「お酒とおつまみを50万円分教えてもらえるまで終われない凸待ち」という企画に登場した際には、「ブルックラディ オクトモア アイラウイスキー」を推薦。

　「世界一スモーキーなウイスキー」「酔いつぶれた翌日も体から漂う匂いで分かる」とその銘柄に関する知識を交えながらオススメするあたり、やはり相当なお酒好きであることがうかがえる。

【耐久】50万人記念！酒つまみ50万円分教えてもらえるまで終われない凸待ち【でびでび・でびる/にじさんじ】
（えま★おうがすとがオススメのお酒を紹介するシーン）

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