ヒカル、ラーメン『みそる』の販売終了を宣言 「前代未聞の大ヒット」で“世界進出“も検討中

 “二匹目のドジョウ”さえもヒットさせられるあたり、この男のカリスマ性は本物なのか――。YouTuberのヒカルが7月14日に「みそるへの誹謗中傷について」と題して公開した動画で、「みそる、販売終了についてのお知らせです。売れすぎて在庫なくなって大失敗しました!」と発表した。

みそるへの誹謗中傷について

 『みそる』とは、人気ラーメンチェーン「ばんから」とヒカルのコラボメニュー。構想期間はたったの2日間、試食会では3種類のラーメンを食べ比べした後にわずか30分で味を決めた、ヒカル曰く「2日間で考えただけあって浅い味がする」ラーメンだ。

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 芸名の頭に「みそ」をくっつけただけのシンプルなネーミングに、「ずっとラーメンが作りたかった。もう一つの夢だった」との語りからはじまる、どこかで見覚えのあるプロモーション映像、そして、やたらと構想から発売までの期間が短かかったことを強調するスタンスなどなど……。これらのことから、ネット上では、その直前に発売されたヒカキンが1年がかりで開発したというカップ麺『みそきん』を意識したものではないかと指摘され、一部で否定的な声も聞かれていた。

 そんな賛否両論あった『みそる』だが、ヒカルは「マジで想像を超える量が売れたみたいで。前代未聞の大ヒットらしくて」と述べ、1か月間で1万6000杯を売り上げたと明かした。また同コラボ商品は、ばんからで販売されたメニューの構成比25%を占めたとのこと。ヒカルに寄せられたばんから担当者の話によれば、構成比5%でヒット、10%以上で大ヒットという基準らしく、25%は「前代未聞の大ヒット」だという。

 たしかな結果を勝ち得たことで、“みそるアンチ”を蹴散らしたかのような痛快さがあったのだろうか。ヒカルは「ネット上ではたくさんの方に色々言われましたけど、皆さん、気付きました? ネットがすべてじゃないんですよ。ネットでとやかく言われてることはほんとに一部の声。それがめちゃくちゃ大きく見えてるだけ」と主張し、「だから、クリエイターの方とか、有名な方とかアンチコメントが届くと思うんですけど、ほんとに微々たるものです。気にしなくてもいいんです。あなたの味方は世界におられます!」と熱弁をふるった。そして、「『みそる』のことをネタにして散々言ってた人もいると思うんですけど、実際のところ大ヒットです。アンチ大失敗!」と、高らかに勝利宣言していた。

 なお『みそる』の物語はここで終わらない。ヒカルによると、「8月中旬に再販がほぼほぼ決定」しているそうで、全国展開、さらにはタイやマレーシアなどの海外店舗での提供、つまり“世界進出”も検討中なのだとか。

 パロディ、模倣の域を超え、人気チェーンの看板メニューに仕立て上げるあたり、ヒカルのプロデュース力の高さや商魂の逞しさを垣間見ることができる。そんな『みそる』の今後の展開に引き続き、注目していきたい。

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