『アメトーーク!』の「動画編集やってる芸人」らが尊敬 「テレビ朝日映像撮影部」が発信する映像制作の裏側
6月15日放送の『アメトーーク!動画編集やってる芸人』では、自らYouTubeなどの動画編集をやっている芸人が集まり、編集のこだわりポイントや苦労していることなどを話していた。そこで話題に出てきたのが「テレビ朝日映像撮影部」というYouTubeチャンネルだ。テレビ朝日の子会社である、テレビ朝日映像のスタッフが出演するチャンネルを芸人たちが魅力的に感じるのはなぜなのか? 番組内での芸人たちのコメントなどをもとにチャンネルの魅力を考察する。
「動画編集やってる芸人」が思う番組制作の楽しみや苦悩
『アメトーーク!』内では、芸人たちの動画編集のこだわりについて語られていた。たとえば、動画のイメージに大きな影響を与えるテロップについては、発言のどの部分を文字に起こすか、どんなフォントや色にするか、どんな効果をつけるか各々こだわりがある。庄司智春(品川庄司)による「庄司智春チャンネル」では、なんでもかんでも文字に起こすのではなく、感情がこもった発言にインパクトのあるテロップを出して少し揺らすなどの工夫をしている。
ほかにも、同じポジションにカメラを固定して何パターンも映像を撮り、すべてを編集で重ねるという技術もよく使われる。これは庄司のほか、コントで1人何役もこなす土佐兄弟も利用している技術だ。
このように、動画をよりよいものにしようと試行錯誤している中で芸人たちが口を揃えて言うのは「テレビのスタッフさんへのリスペクトが格段に変わった」ということ。フワちゃんは「長期ロケの後やりきった気持ちで帰っていたけど、最近は『この後めちゃくちゃ編集あるんだ!』と思うようになった」という。
ハリウッドザコシショウはテレビでネタをよく短く切られるが、「意地悪でやってると思っていた」と一言。庄司智春も「ロケでなぜ『ミキティー!』と何度も言わないといけないんだと思っていたが、自身も編集してみると1番いいタイミングで『ミキティー!』を入れたくなるので、スタッフさんの気持ちがよくわかった」と語った。1つの番組が世の中に出るまでには、企画、ディレクション、撮影、編集など様々な工程でのスタッフの見えない試行錯誤があるのだ。