フェラーリの『ローマ・スパイダー』が遂に日本上陸 発表会で見てきた「ラ・ノーヴァ・ドルチェビータ(新しい甘い生活)」
革新的なソフトトップを装備するフェラーリのニューモデル、『ローマ・スパイダー』が遂に日本でお披露目された。タイムレスなエレガンスとスポーツカーとして圧倒的なパフォーマンスを兼ね備えるフェラーリの新型オープンカーを紹介。
日本上陸を果たした待望のフェラーリ新オープンカー
イブニングドレスを纏ったF1と呼ばれるフェラーリの2+クーペ『ローマ』は1950年代から60年代のシックなイタリアン・スタイルが特長であったが、それを現代的に再解釈したソフトトップを持つオープンモデル『ローマ・スパイダー』は4年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得しているV8エンジンや、クーペの持つエレガントな雰囲気を損なうことなく仕上げられているのが特長。
会場はローマの世界観を再現
今回、発表会の会場からはレインボーブリッジと東京ベイのパノラマビューを望むことができ、会場各所にはフェラーリの社章である「カヴァッリーノ・ランパンテ」が配されるなどまさにローマの世界観でもある「ラ・ノーヴァ・ドルチェビータ(新しい甘い生活)」に身をおくことができた。
会場にはフェラーリ・ジャパンのフェデリコ・パストレッリ社長も登場し「私たちはオープンカーを愛する人、そして初めてオープンカーを試してみたいと思うお客様のために特別なクルマを作りました。ローマ・スパイダーはドライビングスリルを最大限に楽しめるクルマです。都会を離れ、美しい道を走ることで、週末を最高のものにすることができます。あらゆるシチュエーションに対応する完璧なドライバビリティを追求したクルマなのです」とコメント。
快適なオープン性能
『ローマ・スパイダー』はフロントエンジンのフェラーリらしく伸びやかなボンネットラインを持ち、かつてのF1マシンを彷彿とさせるシャークノーズはクーペ同様。ローマの持つ優雅なシルエットを崩さないよう、リアウィンドウは新素材のソフトトップと一体化させている。
フェラーリの美点の一つでもあるクルマのパーソナライゼーションの幅はさすがで、5種類のファブリックを用意したり、アクセントとなるステッチも豊富に用意されたりしている。
もちろんこのソフトトップは機能性も優れている。60km/h以下の車速ならば走行中でも操作可能で、開閉にかかる時間は13.5秒。またクローズド時の宿命ともいわれる静粛性についてはローマ・スパイダーのソフトトップは5層構造を採用し、ハードトップと同等の静粛性も実現している。またオープン時でもトランク容量は255Lという容量も確保される。
インテリアはクーペ同様デュアルコクピットコンセプトが進化した、体が包み込まれるような空間に。
オープン時でも快適性が保たれるよう、18段階の温度調整が可能なシートヒーターが用意され、オプションでネックウォーマーの設定もある。
気になる『ローマ・スパイダー』のパフォーマンスは
もちろん、オープンモデルだからといってもフェラーリのパフォーマンスは健在。オープン化に伴うボディ剛性確保のため専用開発されたサイドシルを採用、それでも車重はクーペの84kg増しで済ませている。エンジンは前述の通り、世界が認めた3855ccのV8ツインターボ。スペックはクーペ同様の620PS、760Nmを誇る。ミッションもクーペ譲り、ひいてはSF90ストラダーレ由来の8速F1 DCT。最高速は320km/h、0-100km/h3.4秒、そして100km/hから停止まではたった32mという抜群の性能を誇る。価格はクーペの2870万円に対して3280万円から。
アジア最大級のショールームも
フェラーリの話題といえば、フェラーリの正規ディーラーであるコーンズ・モータースは販売拠点でもあるコーンズ芝ショールームを移転、リニューアルし2023年4月にグランドオープンしたこともあげられる。
従来比1.5倍に拡張されたフェラーリのショールームとしてはアジア最大級。1Fは展示エリアや納車式専用スペース、アトリエなどがあり、3Fには2つ目のアトリエやラウンジ、オープンテラスが設けられている。
◎参考情報
フェラーリ
https://www.ferrari.com/ja-JP
ローマ・スパイダー
https://www.ferrari.com/ja-JP/auto/ferrari-roma-spider
コーンズ芝ショールーム
https://tokyo-cornesshowrooms.ferraridealers.com/ja-JP/contact-us
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