アウトドアブームは関係ない? オードリー若林に魔裟斗……芸能人が高級自転車に魅了される理由とは
2023年に入り、格闘家の魔娑斗や、芸人のオードリー・若林が自転車を購入する様子をYouTubeで公開した。自転車は、コロナ禍で人との接触が今よりずっとしにくかった時期に一人でできるアウトドアの趣味としてブームになった。行動制限が緩和された今もなお高級自転車が芸能人を魅了するのは何故なのか、本稿で紐解いていく。
オードリー若林は体力づくりの相棒として
オードリー若林は高級自転車を納車した日に、そのままお台場湾岸スタジオへ通勤する様子をYouTubeで公開。2024年に開催されるラジオ「オードリーのオールナイトニッポン」の15周年イベントに向けて体力をつける目的だ。いざ自転車に乗ると、ペダルの重さに衝撃を受けながらも「早く走るにはいい」と前向きにがんばる様子。価格は約37万円と高額だったが「相棒にするにはちょうどいい金額」と若林。値段の重み分、絶対に体力をつける、という決意が含まれているように感じる。
体力を使って通勤することになんのメリットがあるのか、と考える人もいるかもしれないが若林は「きついなぁ」とこぼしながらも「ここのサイゼでネタ作ってたな」、「あの人はギアついてたな」、「東京ドームのイベント来てください」と街を観察し、人とコミュニケーションをとりながら進んでいく。家と現場の往復ばかりになってしまいがちな売れっ子芸人だからこそ、このように自分に向き合いながらストイックに取り組む時間が大切なのかもしれない。
E-BIKEでサイクリングの楽しさを求める魔裟斗
YouTubeで自分用の自転車を試乗しつつ、子どもの新しい自転車を選んでいた魔裟斗。最初はクロスバイクやマウンテンバイクの紹介を受けるが、E-BIKE(電動アシスト付き自転車)を見つけると興味津々。試乗すると「車ともバイクとも景色が違う」とお気に入りの様子。コメントでは「すぐに電動の方に興味がいったのに笑ってしまった」と突っ込まれていた。
試乗した結果「僕はE-BIKEがいい」と一言。普段トレーニングをしている魔裟斗は純粋に街を快適に移動できるE-BIKEがいいようだ。体力づくりを目的とする人にとってはロードバイクやクロスバイクがいいが、サイクリングを楽しむ目的ならE-BIKEという選択もあるだろう。価格は50万円以上と超高額だが、1回の充電で都内から箱根に行けるほど長距離の移動が可能なうえデザイン性も高い。「あんまり疲れないからどこまでも行けそう」と関心していた。
自転車を購入する理由はそれぞれ違うものの、高級自転車を求める芸能人には値段分の思いを感じる。カッコよさや機能性の高さはもちろん自転車の魅力ではあるが、タクシーや車移動が多い芸能人にとって、お気に入りの相棒と自分の足で街を駆け抜けるという行為が魅力的に映るのかもしれない。
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