文部科学大臣表彰を受賞した教育系YouTuber・ヨビノリ、活動について「危ない橋を渡っている」と本音を明かす
教育系YouTuberのヨビノリが、文部科学大臣表彰を受賞を報告した。
ヨビノリは、理系大学生向けに授業動画を投稿している教育系YouTuber。たくみとやすの2人で大学で学ぶ数学や物理を、チャンネル名の「予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」」の通り“予備校のノリ”で学べる動画で人気を博している。今回ヨビノリが受賞したのは、令和5年度の文部科学大臣表彰 科学技術賞 理解増進部門。受賞の理由として「インターネット動画配信による革新的な科学の理解増進」が挙げられている。
ヨビノリのたくみは、今回の受賞に触れて「6年間大変でした」と感慨深げな様子。改めて、活動の方針について「理系離れを防ぐ」ことと強調した。ヨビノリによると、実際に大学生や大学院生が入学した後、授業の分かりにくさに壁を感じ、大学からいなくなってしまうケースが多々あるという。それを防ぐために、大学生にも分かりやすい授業動画を提供したいとの思いから活動を開始したとのこと。今回その思いが改めて評価された形だ。
しかしヨビノリは、現在の活動について「危ない橋を渡っている」と明かす。YouTubeの全盛期の伸びはすでに止まっており、過去の動画が再生数を稼ぎ続けていることと、活動に共感してくれる支援者の存在がチャンネルを存続できている理由と強調した。