「今日は渋谷でディアブロス狩らない?」なんて会話が生まれるかも 位置情報ゲーム『Monster Hunter Now』が発表

『Monster Hunter Now』発表会

 4月18日、Niantic.incと株式会社カプコンの新作ゲーム発表会で、人気ゲーム「モンスターハンター」のアプリ版ゲーム『Monster Hunter Now』が9月にリリース予定であることが明らかになった。

 「モンスターハンター」シリーズは累計販売本数が9000万本をこえる大ヒットゲームで、国内外問わず多くのユーザーから支持を集めている。雄大な自然の中でモンスターを狩ることと、他のプレイヤーと協力しながら討伐を進められる点で人気を博した。

 今回発表された『Monster Hunter Now』について、ゲーム・ディレクターの菅野千尋は「ユーザーはハンターとなり、オトモと共に街中を探索。出会ったモンスターを狩り、素材を集めて装備を強くする」ゲームだと話す。これまでの「モンスターハンター」シリーズの特徴を踏襲しつつ、Nianticの技術・wayspot(ゲーム内で使用される共通の位置情報)と組み合わせてユーザーに新たな体験を提供するかたちになりそうだ。

 さらに菅野は「『Monster Hunter Now』ゲーム中では、ユーザーが生活する地域が、森林や沼地に変化していて、登場するモンスターや自然も異なります。例えば、渋谷周辺は砂漠のエリアに変化していて、骨塚があったり、砂漠に生息するモンスターが隠れています」と続ける。出かける先によって様々な特徴があり、リアルとゲームが融合する特別な体験ができそうだと感じた。

 加えて、気になるのは“狩り”の操作性だ。菅野は「タップアンドフリックを中心としたシンプルな操作で、片手でもかっこいいハンティングアクションを味わって頂けるようにしました。また、外でも立ち止まって気軽にプレイしてもらえるように、狩りにかかる時間を最大でも75秒に設定し、モンスターハンターが持つ濃密な狩猟体験を凝縮しました」と語っており、外出時も気軽に遊べる仕様になっているという。

 素材を収集して装備を強化し、ハンターを強くすることができる点はこれまでのシリーズと同様だ。これからどんな素材や装備が登場するのかも、注目していきたい。

 さらに「モンスターハンター」シリーズの最大の魅力でもある、マルチプレイ要素も搭載。菅野は「位置情報データを活用し、自分の近くにいるハンターと即座にマッチングして一緒に狩りをすることができます」と語る。友人はもちろん、街で偶然出会ったハンターとも即座にマッチングし、一緒に狩りに出ることができる点は、ゲームが好きな家族や友人を見つけられない人にとっても嬉しい機能だろう。

 また、『Monster Hunter Now』での新要素として「ペイントボール」を使った機能についても発表された。これは、出先で出会ったモンスターをマーキングして、家まで“お持ち帰り”できる機能である。この機能を使えば、出先では狩ることのできなかったモンスターを、家から家族や友人と共に討伐できる楽しみがる。さらにこの機能ではゲームを立ち上げていない時も、すれ違ったモンスターにオトモが自動でペイントボールを投げてくれるという。菅野はこの機能について「みなさんの日常がいつでも狩りにつながります」と話した。

 『Monster Hunter Now』は最大4人でのマルチプレイが可能。リリースは2023年9月を予定しているが、4月18日よりオフィシャルWEBサイトからクローズドベータテストに登録でき、4月25日よりテスト開始となり、先行してゲームを体験できる。

 これまでも登場した人気モンスターやオトモの存在、装備を強くする要素など、「モンスターハンター」が好きな人にはたまらないゲーム体験となりそうだ。

■関連リンク
『Monster Hunter Now』オフィシャルWEBサイト

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