YouTubeで生き残る方法は“変わり続ける”こと? 人気YouTuberかっつーが明かした処世術に注目
仙台高専・銀だこネタで人気を集めてきたかっつーが、YouTubeでどのように人気を獲得してきたのか、コンテンツ制作の方向性について明かした。今回は、これまでのYouTubeの流れとともに、かっつーの生き残り方に迫ってみたい。
かっつーは、地元である仙台やたこ焼きチェーン店をネタにした動画で知られる人気YouTuber。2019年3月にチャンネル開設後、着実にチャネル登録者数を増やし、2022年8月にチャンネル登録者数は100万人を突破。現在はその数を124万人まで増やしている(4月13日時点)。
そんな人気者のかっつーだが、今月6日に投稿した動画で、チャンネル登録者数100万人を突破できた理由を告白。意外にも苦労してYouTubeで人気を獲得してきた過去を明かしている。かっつーがチャンネルを開設した2019年は、ピンで活動するYouTuberのなかでは学び系の短尺動画がトレンド。かっつーもこのトレンドに習い、チャンネル登録者数3万人程度までは地元の仙台に関する2分30秒ほどの動画を投稿していたという。
この戦略で3万人を突破した以降、かっつーの登録者数が停滞気味となった2020年には、YouTubeでルーティーン動画が人気に。ぼっち系YouTuberが出始めてきた時期ということもあり、かっつーもこの波に乗ったという。当時22歳だったかっつーは、ぼっち系大学生のルーティーン動画を参考に、YouTuberのルーティン動画を制作、その結果、チャンネル登録者数は10万人に増加したと話す。
翌年の2021年には、10分以上の長尺動画がYouTubeの主流に。10分以上のコンテンツを作るため、過去に働いていた人気たこ焼きチェーン「銀だこ」のネタ動画を作ったところ、その人気は鰻登りに。同時に「ぼっち」「陰キャ」というキャラクターが定着した一方で、チャンネル登録者数は17万人で頭打ちになってしまったそうだ。ちょうどこの頃、YouTubeに「ぼっち」「陰キャ」の代表格といえる動画クリエイター・コスメティック田中が登場。その存在はかっつーに「未来はない」と思わせるほど大きな衝撃を与えたという。
その2021年は、7月に日本でも「YouTubeショート」が導入された年でもある。もともと短尺動画が得意だったかっつーはショート動画を量産、連続投稿したところ、チャンネル登録者数は100万人まで一気に上昇。ショート動画がバズり始めてからはコラボにも積極的に挑戦し、コラボ相手からほかのYouTuberに人脈がつながったことから、コラボの重要性を知ったと振り返っている。
かっつーのこれまでの活動を振り返りると、かっつーはトレンドを見極める分析力と、コンテンツを変更する行動力に長けていることが読み取れる。トレンド分析については、動画内で「トップYouTuberの動画を見れば、いまのトレンドがわかる」と発言をしており、つねにトップに目を向けてきたことがわかる。
昔から動画を見てきた視聴者の中には、コンテンツがどんどん変わっていくことに不満をおぼえる者もいるかもしれないが、この点については「変わっていかなきゃいけない」と発言。ショート動画と20分以上の長尺コンテンツがトレンドであるいま、人気を保持するための「まだ秘めてるやつがある」と、温存しているアイディアがあることを示唆している。気になるその内容について明言を避けているが、現在は「次の段階に入っている」と話しており、今後その戦略が明らかになりそうだ。
かっつーは動画内で、YouTubeで生きていくのであれば、「変わっていかなきゃいけない」という言葉を口にしている。YouTubeのトレンドを見極め、その波にうまく乗り、コンテンツを変化させていく行動力こそ、かっつーがYouTubeで人気を得られた理由なのかもしれない。
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