タブレットPCなのにCore i9やRTX 4060を搭載して高機能! ROG『Flow Z13』にワクワクが止まらない

ASUSのROG『Flow Z13』

 台湾に本社を置くASUS(エイスース)から、2023年モデルのゲーミングノートPCが一挙発表された。そのうちのひとつ、ROG 『Flow Z13 (2023) GZ301 GZ301VV-I9R4060』を数週間お借りできたので、レビューをお届けしたい。

 ASUSは、ROG(Republic of Gamers)というゲーミングブランドを保有している。ROGはゲームにまつわる様々なデバイスをリリースしているが、先だって開催された発表会によると、ROGのゲーミングノートPCは日本国内において3年連続シェア1位、さらにマザーボードやモニターなどの分野でも国内シェア1位を獲得している。まさに、日本のPCゲーマーが信頼しているブランドといえるだろう。

 筆者個人としてもASUSの製品には大きな信頼を寄せている。そんなASUSが送り出す2023年モデルのPC、早速チェックしていこう。

梱包もスタイリッシュ

 今回お借りしたのはROG 『Flow Z13』というモデルのノートPC。「Z13」シリーズは2022年から登場したモデルで、比較的新しいシリーズといえる。ちなみに外箱に書かれている25°07'29.3N 121° 28'17.3Eという数字は、ASUSの本社のGPS座標となっている。こうしたデザインにもセンスが光る。

 外箱を開けるとこれまたオシャレな銀色の箱が登場。PC本体と電源アダプターが入っている。

 こちらがZ13の本体。重量は約1.55Kgと非常に軽量だ。右下の光っている部分はガラス窓になっており…。

 このように、チラっと基板が見えるデザインになっている。七色のLEDライトがいかにもゲーミングPCといった感じだ。

 ACアダプターは、ゲーミングノートとしては小型と呼んで良いサイズ感。こちらは『ROG_TYPEC_AC100』という名前で、単体でも販売されている。最大出力は100W。

 『Flow Z13』の最大の特徴が、キーボードと分離してタブレットのような運用ができる点だ。「このタブレットみたいな見た目でゲーミングノート?」と違和感を覚える人もいるかもしれないが、性能には一切の妥協がない。簡単にスペックを紹介しよう。

CPU…Core™ i9-13900H
GPU…NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU(専用ビデオメモリ8GB)
メモリ…16GB
ディスプレイ…13.4型ワイド、2,560×1,600ドット(WQXGA)、リフレッシュレート165Hz
ストレージ…SSD 1TB
端子類…USB Type-A、Type-C、Thunderbolt 4

 「タブレットなのにRTX 4060入ってるの!?」と、スペックを見た時は驚いたものだ。しかもCPUにはノートPCとしては最高峰のi9-13900Hを搭載している。見た目こそ軽快なタブレットだが、中身はガッチガチのハイスペックPCなのだ。詳細なスペックは公式ストアを参考にしてほしい。

 改めてデザインの紹介に戻ろう。本体の底面(キーボードの裏側)はベロア生地になっており、布に似た肌触りになっている。

 手に触れる感触は心地良いが、水滴などの汚れには気をつけたい。

 PCを起動するとこのような見た目になる。起動速度も驚くほど早い。

  ディスプレイはキックスタンドによって支えられている。

 

 キックスタンドを最大まで寝かすとこれくらいまで倒れた。ヒンジは金属でできており、ちょっとやそっとではグラつかない安定感がある。

 背面から見た様子。右上の穴が空いている部分は、先ほど紹介した基板が見えているガラス窓の場所にあたる。キーボードを取り付けた状態の厚みは、スマホよりもやや分厚い程度。ゲーミングノートPC=重くてドッシリとしているというイメージは、もはや過去のものなのかもしれない。全体的に、デザインがとにかくスタイリッシュ。主張控えめな黒一色のなかに、ところどころでハイスペックを匂わせるアクセント要素が垣間見える。ちなみに背面のガラス窓のライトは光らせない設定にもできるので、仕事やカフェで使う際の気遣いにも応えてくれる。

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