「もっと自分のこだわりを詰めたお洋服を作りたい」 ゆたせなcp・セイナが明かすブランド立ち上げ裏話とSNS戦略

セイナが明かすブランド立ち上げとSNS戦略

ーーSeiney BLONDEのロゴにも海外をイメージした世界観が出ていますが、ロゴを作る際にイメージしたものはありますか?

セイナ:最初は手書きのロゴを考えていました。2000年代のファッションで使われているロゴの字体を手で書いてデザイナーに伝えて、デザイナーにイチから手で書いてもらいました。納得できるように自分でも書いてみたりもしましたね。2000年代っぽい字体も好きなので、日記に落書きした感じの字体で作りました。

ーーたしかにセイナさんの好きな2000年代のイメージがすごく出ていますよね。色は最初からピンクだったのでしょうか?

セイナ:そうですね。ピンク系とか水色系とか、ポップなカラーがSeiney BLONDEの色なのかなと思います。

ーー今回のコレクションを作るときに、行き詰まったことはありましたか?

セイナ:今回のファーストコレクションは「これを作りたい」という考えがずっとあったので、そこまで「どうしよう」とはならなかったんですが、今後作っていくうちに「どう個性を出そうかな」と悩むときが来るかなと思います。

ーー以前からどういうお洋服を作りたいかを考えていたとのことですが、自分のブランドをつくって、今回のファーストコレクションのようなアイテムを作るということは、実際どのぐらい前から考えていたのでしょうか?

セイナ:お洋服自分のブランドを作りたいというのは、KISAMARAのグッズ展開を始めた時にはもう考えていて。いずれかはグッズブランドとは別に、お洋服に特化した自分のアパレルブランドを作りたいなと思っていました。

ーーちなみに、今回のコレクションのなかで1番お気に入りのアイテムはどれですか?

セイナ:ファーを使ったジャケットです。たくさんあるファーのなかから、毛先の色が違うものを選びました。1番作るのに時間がかかったのはショートパンツです。

ーー動画でショートパンツにつけるハートのボタンを選んでいるシーンがありましたね。

セイナ:ハートのボタンを使うことは決まっていたんですけど、丈の長さにはとくにこだわりましたね。チームの皆さんとたくさん相談して、試作もしました。後ろのポケットにロゴのプレートもつけたりして。プレートはハートにしようと思っていたんですけど、ほかのアイテムにも使いたかったので、長方形のプレートになりました。

ーー手にとったファンの方の反応はいかがでしたか?

セイナ:自分が想像していた以上にみんな喜んでくれました。正直、こんなに最初から盛り上がってくれるとは思っていなかったので、すごく楽しみにしてくれていた人が本当にいてくれたんだというのをすごく感じました。素材感も気に入ってくれていたり、細かいところもこだわりをちゃんとわかってくれていたので、それはとっても嬉しかった。

ーー動画のなかで、今後Seiney BLONDEでセイナさんの低身長を活かした商品展開もしたいとおっしゃっていましたが、日本人と体系が異なる海外消費者向けの規格をうまくセイナさんの商品に落とし込む工夫は何かありますか?

セイナ:それこそファストファッションブランドのパンツを私が穿いてみると、めっちゃめちゃ丈が長い。上着やトレーナーとかのトップスだとちょっとオーバーサイズめに着られるかなっていう感じなんです。今回のコレクションでもショートパンツを出させてもらったんですけど、小さいサイズがないとファンの方が着られないんじゃないかと思って、おもにサイズ展開にこだわっていこうと考えています。

ーーInstagramで身長ごとの着用イメージを比較した画像を投稿されていますが、この投稿にはどのような経緯があったのでしょうか?

セイナ:みんなで話し合いをすることが多くて、そのなかで出た案です。AnyMindとGROVE社内のいろんなスタッフに声をかけて協力してもらって、あの投稿が出来上がりました。

ーーこれまでもグッズブランドの「KISAMARA」を立ち上げて運営していらっしゃいますが、KISAMARAとSeiney BLONDEで想いの違いはありますか?

セイナ:KISAMARAを立ち上げた時はグッズブランドとして立ち上げて、おもにコアなファンの皆さんに手に取っていただけるような商品を考えたり、ファンの子に向けて喜んでもらえるような商品を考えて作っていました。

 今回のSeiney BLONDEは、女の子に特化したアパレル商品を展開したいと思って、おしゃれが好きな女の子というか、私のファッションをいつも見てくれていて、ファッションを参考にしてくれている子を重視して作らせていただいたので、そこが違いかな。

ーーKISAMARAとSeiney BLONDEを掛け合わせて何かやろうというようなアイデアはありますか?

セイナ:今後そういうのもできたらいいかな。小物とかにはなると思うんですけど、一緒に使えるような商品とかがあれば、可愛いかなとは思います。

ーーKISAMARAではソールドアウトしている商品がかなりありますよね。ソールドアウトを連発できる秘訣はあるんでしょうか?

セイナ:自分たちが実際に着用しているところやコーデの合わせ方を発信したり、みんながより使いやすくなるような投稿を心がけています。そういった投稿をすることで「気になってはいたけど買っていなかった」という方でも、投稿を見て「買います」と言ってくれたりするので、そこが秘訣なのかなと思います。

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