「もっと自分のこだわりを詰めたお洋服を作りたい」 ゆたせなcp・セイナが明かすブランド立ち上げ裏話とSNS戦略
Z世代から熱い支持を受けているカップルインフルエンサー「ゆたせなcp」。カラフルなファッションを着こなすゆたせなcpが2021年5月にアパレルブランド『KISAMARA(キサマラ)』をAnyMind Groupと共同でローンチすると、完売アイテムが続出している。
今年1月27日には同社と共に、セイナが単独でプロデュースする『Seiney BLONDE(セイニーブロンド)』がスタート。YouTubeだけでなくファッションブランドのプロデュースと精力的に活動しているセイナに、“好き”と“こだわり”がたくさん詰まったSeiney BLONDEの立ち上げ経緯やファーストコレクションの制作秘話、SNS戦略について詳しく話を聞いた。
ーーとうとうご自身のブランドがローンチしたということで、おめでとうございます!まずは自分のブランドを作ろうと思った理由を教えてください。
セイナ:学生の頃から「自分のブランドを作りたい」という夢があって、自分のお洋服をいつか作れたらいいなという思いがふんわりとあったんです。表に出る活動をしていく間に自分のお洋服が好きと言ってくれるファンとも出会い、私のファッションがみんなに参考にしてもらえているんだということがわかって、「もっと自分のこだわりを詰めたお洋服を作りたいな」と思ったのがきっかけです。
ーー今回のブランド立ち上げに際して、一緒に活動をされている彼氏のユウタさんはなんとおっしゃっていましたか?
セイナ:私がずっと自分のブランドを持ちたいっていのを知っていたので、すごく応援もしてくれていたし、「よかったね」「セイナのファッションがみんなに届けられるのを楽しみにしているよ」と言ってくれました。
ーーすごく心強いサポーターですね。ブランドを立ち上げるのはすごく体力と労力が必要だったと思いますが、今回新しくブランドを作ってみて、特に大変だったところは?
セイナ:最初の名前決めやコンセプト決めは時間を取りました。今後1番大事になってくるところだから、「これも違うな」みたいな感じで何回も考え直しました。
ーー最初にイメージしていたコンセプトと出来上がったコンセプトは違いましたか?
セイナ:まったく違うということはないです。最初は海外っぽさを中心に考えていたんですけど、自分のブランドを作るにあたって、芯の部分は「自分のブランドの服を着てくれたみんなが、プリンセスみたいにキラキラしてほしいな」という思いがあったんです。
1番大事なことはなんだろうと考えたときに、着てくれたみんなが1番笑顔になってくれたり、自信を持ってくれることが大事だなと思ったんです。海外ファッションをおすだけじゃなくて、みんなに届けられるようなコンセプトにしたいなと思って、最終的にそこにコンセプトを落ち着かせたので、最初に考えていたコンセプトとはちょっと変わりました。
ーー洋服を作る勉強は前々からされていたんですか?
セイナ:これまで服飾について専門的に学んだことはないんですけど、デザインは自分でパっと思いついたものを簡単に描いたりとかは前からやっていました。Seiney BLONDEはイラストから始まったという感じです。
ーーイラストは得意なんでしょうか?
セイナ:得意なのかどうかわかんないですけど、昔から好きですね。
ーーこのブランドにはこだわりがすごく詰まっていると思いますが、セイナさんのなかで特にこだわったところはどこですか?
セイナ:ブランドを立ち上げているインフルエンサーのなかではいろんなことに関わらせていただきました。海外のファッションが好きなので、日本にあまりない洋服をイメージして、海外っぽいカラーとか、ファーがついてるジャケットのデザインとかはすごくこだわって作らせていただきました。
ーー今回の第1弾となるコレクションも明るい色を使ったアイテムが特徴的ですよね。セイナさんのInstagramを見ると、いつもカラフルなお洋服を着ていらっしゃいますが、そういったインスピレーションはどこから得ているんですか?
セイナ:海外の方って色づかいが上手というか、日本の方より色を取り入れているファッションが多いと思っていて、それには影響を受けています。キラキラしたカラフルな世界観が好きなので、自然と服にも色を取り入れるのが好きで、全身黒い服とかでは出歩かないですね。色がないと落ち着かなくなっていますね(笑)。
ーーファッションの影響を受けた人物はいらっしゃいますか?
セイナ:海外のディズニーチャンネルで昔放送されていた『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』の主人公や『ハイスクール・ミュージカル』に出てくるキャラクターのシャーペイとか。ああいう2000年代のドラマに出ていた女の子のファッションにすごく影響を受けています。
ーー動画にも『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で主役を演じていたマイリー・サイラスさんに影響を受けたという話が出ていましたが、セイナさんより年齢層が上の2000年代のドラマをどのように知ったのでしょうか?
セイナ:小学生のころ、周りの友だちが『ドラえもん』とかを見ているときに、毎日ディズニーチャンネルの番組ばかりを見て過ごしてきたんです。日本の女の子の中では珍しいのかもしれないけれど、小さい頃からディスニーチャンネルを通して海外のファッションと触れ合ってきました。