正月太りを解消するには「フィットネスゲーム」がいちばん!

正月太りの解消には「フィットネスゲーム」

 おせち、カニ、お雑煮、寿司。新年のお祝いムードのなかでいただく料理は絶品だ。普段はカロリーを気にしているけれど、お正月は気が緩んでついつい食べ過ぎてしまう、なんて人も少なくないだろう。

 かくいう筆者も例に漏れずその1人である。

 クリスマスから「今日は食べちゃおう!」を繰り返し、体重計に乗ることが怖くてたまらなくなる正月明け。鏡に映る自分の顔が心なしかひとまわり大きく見え、お腹のぜい肉がつまめるようになってきた……。そろそろダイエットしたいけど寒くて外出したくないし、なるべく手軽に体を動かしたい!

 今回はそんなときに頼りたい“正月太り解消ゲーム”をご紹介していこう。

1.『Nintendo Switch リングフィットアドベンチャー』

 まず最初にご紹介するのが、ゲーム感覚でトレーニングやストレッチができるゲームでおなじみ、『Nintendo Switch リングフィットアドベンチャー』だ。

 当製品は、付属のリングコンとレッグバンドにJoy-Conを装着し、足や腕、その他全身の動きを読み取ってゲームクリアを目指していく。

 「ミニゲーム」や「シンプル」は、たった数分で気軽にプレイすることができる。筆者は今回、ミニゲームの一つである「スクワットホッピング」に挑戦した。画面上部を流れるコインを獲得できるよう、タイミングを合わせてスクワットをする。爆弾に触れると減点されてしまうので、緊張感を持って体を上下させていく。

 攻略で鍵になるのはスクワットの高さ調節。がむしゃらに深く踏み込めばいいというわけではないのが、このゲームの面白いところだ。コインの上に爆弾が並んでいるときは、爆弾に触れないようにスクワットの深度を浅く保つ。正直、これはかなりキツい。普段は階段すら避けるほど運動嫌いな筆者の太ももは、早々に悲鳴を上げた。

 しかし私もゲーマーの端くれである。コイン獲得のためならば多少のダメージなどいとわない。ポイントが入ったときに流れる効果音が嬉しくて、必死でスクワットを繰り返す。キツいけど、それ以上に楽しい! 結果は惜しくもB判定。初見プレイにしては上出来ではないだろうか。

 ここで紹介しきれなかったゲームも遊び方が簡単なため、親戚の集まりや新年会などでも盛り上がりそうだ。

 お次にプレイしたのは、本作の目玉コンテンツである「アドベンチャー」モード。「カラダで戦う、アドベンチャー」というキャッチフレーズの通り、全身を動かしてマップを駆け回り、道中で出会う魔物を倒す、トレーニングとRPGが融合したゲームだ。

 マップを走ると軽快な足音が聞こえ、リングコンで空気法を放つと白い花びらが舞い上がる。RPGではおなじみの光景も、自分の動作とリンクするとなると、またひと味違ったものに感じる。

 マップ上でエンカウントする魔物とのバトルはターン制。さまざまな運動が「フィットスキル」という技になり、自分の体に負荷をかければかけるほど強い攻撃となる。身を尽くして繰り出す、まさに渾身の一撃。魔物からの攻撃も「リングコン」を使った「腹筋ガード」受けるのだが、指先で操作するコントローラーでは味わえない「その場で実際に戦っている感」が得られて面白い。

2.『Zumba® de 脂肪燃焼!』

 トレーニングでひと汗かいたあとは音楽に合わせてダンス!二つ目に紹介するのは、『Zumba® de 脂肪燃焼!』だ。

 『Zumba®』は、フィットネスに加え、エンターテイメント、文化等様々な要素を融合させた、グローバルなライフスタイルプログラム。アップビートな世界各国のリズムにのせて楽しく簡単にエクササイズできる、そう、まさに「フィットネスパーティー」だ。(公式サイトhttps://zumba.sega.jp/より一部引用)

 筆者はダンス初心者で若干の不安があったのだが、いざゲームが始まるとその不安はすぐに吹き飛んだ。

 外国人男性のノリノリなダンスを真似しているうちに、テンションが上がってくる。大事なのはテクニカルに決めることでも、ミスなく動くことでもない。ただひたすらに、ダンスを楽しむこと。音楽と画面越しのインストラクターがそう伝えてくる。ライブハウスのフロアに立っているかのように、音に身を任せて体を動かす。

 ダンスは日常生活ではなかなか使わない部分を動かすので、『Zumba® de 脂肪燃焼!』はストレッチにも向いていると思う。

3.『Beat Saber』

 クールダウンはバーチャルの世界に飛び込んで、『Beat Saber』をプレイ。サイバーパンクなフィールド上に立ち、音楽に合わせて流れてくるブロックを両手のサーベルで斬るといったゲームシステムだ。

 立体感のあるブロックがこちらに向かって勢いよく飛んでくるため、最初はびっくりして体ごと避けてしまった。ダンスフロアを沸かせるような音楽もVRゴーグルから流れ出し、かなり臨場感のある仕上がりになっている。

 難易度が上がってくると、高速でブロックや障害物が飛んできて、動きは自然と忙しくなる。時には屈伸や左右に大きく踏み込む動きも必要になり、本作が単なるリズムゲームではないことを実感。私はスマートフォンで数々のリズムゲームをプレイしてきたのだが、立体感と臨場感のある『Beat Saber』は、リズムゲームの新境地であるように感じた。

年始めもゲームとともに

 ゲームと運動は一見かけ離れた存在に思えるが、没頭して取り組むといった点では親和性が高いのかもしれない。ワンルームから画面の向こうへと広がるフィールドの可能性は、これからもっと広がっていくに違いない。2023年も、きっとまだ見ぬゲームが私たちを熱狂の渦に誘い込んでくれる。そんな新年の幕開けは、フィットネスゲームで気軽に体を動かしてみてはいかがだろうか。

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