元・いきものがかり山下穂尊、次はライターにも挑戦! 最新輸入車をレビュー

元・いきものがかり山下穂尊、次はライターにも挑戦!

 いきものがかりのメンバーとして活動した後、2021年夏をもって同グループを卒業した作曲家・ギタリストの山下穂尊(やましたほたか)氏。それから約1年の時を経て、今度はライターにも挑戦するという。今後、どのような活動をするのか概要を実際に彼の取材先で伺ってみた。

 訪れたのは『JAIA』と呼ばれる輸入車専門の展示会会場。最新のEVなどを展示・試乗することができるメディア向けの展示会だ。

ーー今日はこちらでライターとして取材をされるそうで。どのようなテーマを考えているのでしょうか?

山下:最新輸入車のレビューをして欲しいとのことで、実際に試乗してそれを原稿にしたいと思ってます。今回はEV(PHEV)が多く、自分も車好きなので楽しみですね。

ーーちなみに車好きとのことですが、普段は何に乗っているのですか? 

山下:アウトドア好きなのでジープがメインで、後はキャンピングカーにも乗っています。友人と一緒に行ったキャンピングカーショーで一目惚れして、その場で契約しちゃいました(笑)。

ーー何とも豪快(笑)キャンピングカーでは何をしているのでしょうか?

山下:北海道までフェリーに載せて一周したり、最近だと四国近くまで走らせたりとか。キャンピングカーもそうなんですが、最近の車って乗り心地も居心地も良くてずっと乗っていたい感じですよね。今日は色々な車を試してみますよ!

ーー丁度、最初の試乗車の準備ができたみたいですね。一緒に行っても良いですか?

山下:良いですよー。ご一緒しましょう。

 という訳で山下氏のライター仕事を真横で見ることになった筆者。レンジローバー、テスラ、シトロエン、ポルシェなどを立て続けに試乗している山下氏。メーカーや同行した車専門ライターさんと一緒に熱心に話を聞きながら情報収集。ちょっとした合間にインタビュー再開。

ーーどうでしょうか? 最新の輸入車は?

山下:最新のEVやPHEVがメインだったので普段、自分が乗ってる車とは、別次元って感じですね。テスラとかはインパネにハンドルとディスプレイしかなくてまさに未来の車って感じ。どの車にも興味津々です。ほかにはね……。目を輝かせて車について語り出す山下氏。もうライター稼業が板についてる。

ーー初めてなんですよね? ライターをやるのは?

山下:そうですね。書評などは書いたことはありますが、こうやって発表会に参加して試したり、お話を聞くのは初めてです。でも、個人的に製品とかも好きだし、何より新しい事にチャレンジするのは刺激的ですね。

ーー聞けば、今夏に40歳を迎えたそうで。いきものがかりを卒業して約1年後にこうした新たなチャレンジを始めるというのはなにか意図があるのですか?

山下:うーん、まぁプロモーションとかそういうのはないですよ。なんというか、自分が面白いと思ったことをしたいなと思っていて、それが今回たまたま文章を書くということで。知り合いの編集者から「色んな製品をレビューして、それを書いて欲しい」と言われたので、「良いよー」と引き受けて(笑)。

ーーそんなにユルくていいんですか?(笑)

山下:まぁ、ある意味自由な身ですから、楽しそうなことができた方が良いじゃないですか。それに、製品って面白いんですよ。こだわりがいっぱい詰まってて。自分もランタンを集めたりしているし、気になるランタン職人にも取材で会ってみたいし、好きなお酒の醸造所なども行ってみたいですね。

ーー今後はどんな方向性に進むのでしょうか? たとえば、音楽活動と絡めてみたり……。

山下:そうですね。取材での出会いを楽しみながら色々とチャレンジできればなと。男の40歳って結構、考えることがあるんですよ。このままで良いのか、20歳から数えてちょうど20年、次の20年はどんな形にしようかなとか。グループにいるとどうしても保守的なところから抜けられないということもありました。なのでそこから抜け出す事で新しい世界が近づいたなぁ、と感じてます。

ーーまるで、開拓者みたいですね!

山下:そんな感じですかね(笑)

山下:まぁ思い悩むより行動ってことで、とりあえずはこの仕事を楽しんでみたいですね。その活動の中で作曲したりとか、歌を作ったりとかもあるかもしれないです。

ーーそれは楽しみですね。

山下:みなさんには長い目で、ゆるーく見て貰えれば嬉しいです(笑)。あと、取材して欲しいというリクエストも大歓迎ですので、リアルサウンドテックの編集部宛にご連絡お待ちしています。僕もこれまでとは違った世界を見ていきたいので。

 車を試乗しながら色々と話してくれた山下氏。これまでとまったく違うジャンルとはいえ、なんとも楽しそう。少年のように目を輝かせながら車両を観察したり、実際に本人自らがハンドル握って試乗しているのが印象的であった。いきものがかり山下から、開拓者山下へ。40歳を超えて新たなる挑戦を始めた彼の今後に注目したい。

山下穂尊氏の記事はこちらに掲載予定

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