シリーズ初の試みが活発なマルチプレイを実現 『CoD BO2』スコアストリークの偉業を振り返る
『BO2』が発売されるより前、『CoD4』から2011年発売の『Call of Duty: Modern Warfare 3』までは、「キルストリーク」が主流だった。死なずに連続で得たスコアに応じて報酬がもらえるスコアストリークに対し、キルストリークは条件が連続キル数になっている。ストリークを手に入れるのは同じで、その方法がスコアかキルかという違いだ。
キルコンファームドやドミネーションを問わず、どのルールでも相手を倒すことはできる。つまり勝敗を無視してもキルストリークは手に入るので、ストリークを求めるプレイヤーは死ぬことを怖れて、どうしても慎重な立ち回りになってしまう。キル数がストリークにつながるのなら、タグを回収するよりそれを餌に敵を誘き出したほうがいいし、陣地を近くで守るよりもそれを奪おうとする相手を遠くから待ち構えたほうがいい。
その結果、試合よりキル数を優先するプレイヤーがでてくることは避けられなかった。すべての試合がそうではなかったが、スコアストリークを取り入れた『BO2』との違いは明らかだった。ただしこれは、キルストリークというシステムが悪いのではなく、キルストリークを得るための方法と試合の展開がうまく噛み合っていなかったためだろう。
余談だが、「CoD」シリーズはInfinity Ward、Treyarch、Sledgehammer Gamesという3つのゲーム会社が持ち回りで開発している。大別すると、Infinity Wardは「Modern Warfare」シリーズ、Treyarchは『Black Ops』シリーズ、Sledgehammer Gamesは『Call of Duty: WWII』や『Call of Duty: Vanguard』などを手がけてきた。
スコアストリークというシステムは『BO2』から始まったので、Treyarchが作る『CoD』のストリークはスコア制というのがお約束だった。だが、2017年に発売された『Call of Duty: WWII』や2019年の『Call of Duty: Modern Warfare』など、ほかの会社が手がける『CoD』にもスコアストリークが取り入れられているあたり、本システムの完成度の高さがうかがえる。
ちなみにシリーズ最新作の『MWⅡ』では、ストリークの設定画面でキルストリークとスコアストリークを自由に切り替えられる。最初はキルストリークに設定されているので、連続キルができず、なかなかストリークが手に入らないというプレイヤーは、試しにスコアストリークに変えてみるといいかもしれない。
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