酒好きで愛らしい“バーチャルの悪魔” でびでび・でびるが持つ優しい一面
そんなでびるのことを、優しいと評するタレントは多い。とある配信に登場した相羽ういはが「新人のお世話係だからね。言われてるじゃないですか? 優しいから新人のお守り役になってるって、そういう噂がね」と話すと、「ぼくはやさしくなんてないよ!」と答えている。
とはいえ、2020年3月7日に生配信された「にじさんじクイズ王決定戦」で「いちから社員に聞いた、コミュ力が高いと思うライバーランキング」でもでびるが上位にランクインしていたり、自身の後輩としてデビューしたメンバーに気をかけることも多く、かなり高い頻度でコラボ配信・コラボグループ化しているのも事実。鈴原るる、夜見れな、葉山舞鈴、アルス・アルマル、周央サンゴ、ニュイ・ソシエール、早瀬走など、後輩との関わりは深い。
不定期配信「あくまのしわざ」では、リスナーの相談などを「分かるんだけどさぁ~」と聞き受けつつ、的確な回答を次々と投げかける。この配信に限らず、どのような場面においても「どれ? 一聴してやる」というスタンスから一言ズイっと意見を語っていく喋り口は、でびるの会話スタンスでもある。
そんなでびるといえば、酒が大好きであり、エロや下ネタも比較的躊躇いがないタイプ。お酒の入った雑談ではいつもより輪にかけた大胆な発言で笑わせ、ヤラかすことも多々。でびる以外にもお酒で失敗をしたメンバーと反省会をしたこともある。
GLやBLにも高い感度をもって接しており、にじさんじのなかでも鈴鹿詩子とコラボ配信した際には対等に話してみせるなど、その「好き度」はかなりアツいものがある。
2019年12月25日にツイートした自身の自己紹介ツイートをTwitterのトップにピン止めしており、その中にあるのが「note 映画と百合小説」。数年前から更新は止まっているものの、映画と百合作品に対するでびるのレビューが書かれているのを確認できる。
2020年9月24日に出演した「てぇてぇVコンビが大集合! #Vのから騒ぎ」にて鷹宮リオンとともに出演した際には、コンビとして出演していたホロライブ・白銀ノエルと不知火フレア、.LIVE・花京院ちえりとカルロ・ピノ、同じにじさんじの健屋花那&白雪巴の3組に対し、それぞれの関係性を妄想し、Twitterに投稿した。
#Vのから騒ぎ
ノエフレ:フレンが無自覚に嫉妬させ、ノエルはやり返してしまう。それに気づいたフレンが、身を引きそうになるすれ違い百合
クロシック:R指定のいちゃいちゃ百合だが、シリーズ進むごとに病み成分が強くなる
さくらんぼアイス:お互い初恋でなかなか踏み出せないどぎまぎ百合— でびでび・でびる (@debidebiru_sama) September 24, 2020
こうしたツイートから見ても、でびるの嗜好性・造詣深さがハッキリと伝わってくる。その後、『にじさんじ ANNIVERSARY FESTIVAL 2021』で企画された漫画研究部創作本において、「あくまのかく百合」(https://shop.nijisanji.jp/s/niji/item/detail/SSZS-14237?ima=0910)という真っすぐな題名で本を上梓した。
百合が何か、ずっと明確な答えを見つけられていなかった。でもきょう見つけたよ。「百合」は、観測者の中に生まれる「感情」に名前を付けたものなんだと思う。
— でびでび・でびる (@debidebiru_sama) September 6, 2021
こういったこともあってか、周防パトラや不知火フレアとは酒雑談を何度か交わすほどに仲が良く、にじさんじの鷹宮リオン、竜胆尊、鈴原るる、夜見れなが「でび様の取り合い」の様相すらあるコラボ配信をしている。同僚・同業のタレントからも愛される立ち位置・信頼感を、リスナーにもしっかりと見せてきた。