爆買い動画はなぜ人気? YouTubeの急上昇動画から見えた魅力とは
10月4週目、YouTubeの急上昇にちいめろとあさぎーにょの爆買い動画がランクイン。頻繁に話題にあがる爆買い動画だが、なぜYouTubeで爆買い動画が人気なのか。今回は、ちいめろとあさぎーにょのほか、最近話題になった有名人たちの爆買い動画からその理由と魅力に迫ってみた。
YouTuberちいめろは今回、激安の殿堂「ドン・キホーテ」で爆買いした動画が急上昇入り。主婦であり、中学生の男の子と小学生の女の子の2児の母でもあるちいめろは、キッチングッズや生活用品、雑貨、化粧品、衣類、食料品などを大量購入した。3時間半に及ぶ買い物の総額は、約5万円だったという。ちいめろのチャネルでは、爆買い動画は人気のコンテンツのひとつ。今回の動画の視聴者のコメントを見てみると、過去の爆買い動画で紹介されたものを実際に買ったという声があり、ちいめろの爆買い動画が買い物の参考になっていることがわかる。
YouTuberのほか、クリエイティブアーティストとして活動するあさぎーにょは、イギリス、フランス、デンマークで爆買い。日本ではあまり入手できないという大好きなブランドの洋服や食器、インテリア、クリスマスのオーナメントなどを爆買いした。「円安最悪〜」というキャッチーなメロディが耳に残るこの動画だが、それもそのはず。あさぎーにょいわく、今回のショッピングの総額は、円安ともあってなんと100万円だったという。なんとも高価な買い物になったが、アイテム一つひとつを見ると、個性的にも関わらずあさぎーにょにピッタリなものばかり。あさぎーにょのハイセンスさが光る動画には、感嘆の声が寄せられた。
爆買い動画といえば、10月3週目には俳優の黒柳徹子がファストファッションブランド「 H&M」で爆買いした動画が急上昇入り。以前からH&Mが好きなことを公表していた黒柳だが、新型コロナウイルスもあり、H&Mを訪れるのは3年ぶり。黒柳が「ワクワクしちゃう」と目を輝かせながら、入店してわずか30秒からセーターやバッグ、アクセサリー、冠番組で着用するジャケットやシャツなどを次々とカゴに入れていく様子が収められている。最終的に黒柳は、41点、約8万7000円分を購入。黒柳の潔い買いっぷりや、いくつになっても「可愛い」とはしゃぎながら買い物をする様子に、心を奪われた視聴者が多かったようだ。
そして忘れてはいけないのが、爆買い動画で度々注目を集める俳優の仲里依紗だ。仲が9月に米国・フロリダとNYでの爆買い動画を公開した際には、一際大きな話題となったのだ。仲の場合は、激安からハイブランドの大量買いがあり、購入点数、金額ともに他の爆買い動画を圧倒。特に米国で撮影された動画は、各店舗での滞在時間が短いという制約の中でのショッピングにも関わらず、その爆買いぶりは健在。視聴者からは「擬似体験ができた」「買い物欲が抑えられた」など、ここで取り上げたほか3本の爆買い動画とは異なるコメントが書き込まれ、爆買い動画の新たな魅力を示していた。
爆買い動画ひとつをとってみても、激安ECショップやディスカウントショプ、コストコ、ハイブランドと金額は幅広い。購入品をお披露目するシーンでは、「何万円」「諭吉何枚」というインパクトの強いワードが登場し、ついつい引きつけられてしまう。しかし、今回取り上げた動画を見ると、視聴者はその金額以上に買い物をする演者の豪快さや潔さ、そこに付随する爽快感に惹かれているのがわかる。視聴者に買い物の参考や擬似体験を提供しているほか、「見てスッキリする」というストレス発散の役割も担っている爆買い動画は、YouTubeの中でも一際興味深いコンテンツといえるだろう。
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