三浦透子、蒔田彩珠、古川琴音らが朗読を担当 Amazonオーディブルにてアジア若手作家のアンソロジー作品が配信開始
世界最大級のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブルは、10日20日からアジアを代表する9名の若手作家によるアンソロジー『絶縁』の配信を開始。『絶縁』は「オーディオファースト作品」と呼ばれるAudible発のオリジナル作品第2弾となる。
9作中7作が書き下ろし、 2作が世界初翻訳で現在Audibleでしか楽しめない、特別な短編小説集は『保健室のアン・ウニョン先生』の著者チョン・セラン(韓国)の発案による企画。そこに『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香(日本)など中国、シンガポール、タイ、香港、チベット、ベトナム、台湾の作家たちが参加。
そして、各作品を朗読するのは俳優の三浦透子、蒔田彩珠、古川琴音、山田真歩、内田淳子、北浦愛。文化も価値観もバックグラウンドも異なるクリエイターとパフォーマーが紡ぐ、多様な “絶縁”の世界を楽しめる。
『絶縁』 朗読担当【古川琴音コメント】
誰しもが日々感じている他人との違和感はいつどこで掛け違い大きな溝になってしまったのか。そもそもその違和感とは、いつどこで生まれてどう根付いてしまったのか。この作品を読んで深く考えるきっかけになりました。今回アジアの異なる国々の作者による短編集を、異なる6人の役者が朗読しました。聴いてくださる方々にこの物語がきちんと届くことを願っております。
『無』朗読担当【三浦透子コメント】
自分は普通でないと感じている人も、別の誰かからみれば、その誰かにとって、自分よりは普通の側に属している人のようにうつることがある。一見共有できることの多いように感じる3人の女性が、対等にそれぞれをそれぞれの視点から冷静にみつめている、そこが興味深い作品だなと感じました。Audibleは音の作品だから聴くタイミングを探しやすいと思うのですが、あえて、音に集中するという時間の中で作品を聴いてもらえたら嬉しいです。
『穴の中には雪蓮花が咲いている』 朗読担当【蒔田彩珠コメント】
この物語は、主人公が父から言われた言葉をそれとなく幼なじみに伝え、それを幼なじみ が返してくれた時に本当の意味を理解する、とても素敵な温かい作品だと思いました。声 だけで気持ちや情景を伝えるのがすごく難しかったのですが、この作品が持つ温かさが聴 いている方々にも届くと嬉しいです。