新ロースター発表のPULVEREX『Apex Legends』部門 Ftyan&saku&ShunMiに聞く「ALGS Year 3」への意気込み
バトルロイヤルシューティングゲーム『Apex Legends』の世界大会『Apex Legends Global Series(以下、ALGS)』。7月の決勝大会をもって閉幕した「Year 2」シーズンにおいて、日本を始め世界の『Apex Legends』ファンを魅了したチームがある。
『ALGS SPLIT2 PLAYOFFS』にて世界3位入賞を果たし、年間王者を決める『CHAMPIONSHIP』にて、新型コロナウイルス感染症の影響で、悔しくもデュオでの参戦となりながらも奮戦したPULVEREX(パルブレックス)だ。
アタッカーを務めるFtyan選手とIGL(インゲームリーダー)としてチームを指揮するLejetta選手、サブオーダーとして状況を俯瞰で見るsaku選手の3人チームは国内最強クラスの安定感を見せ、世界の列強とも渡り合い、続く「Year 3」シーズンでの“世界大会優勝”という悲願をファンに期待させた。
しかし8月に、司令塔であるLejettaがチームから離れ、FENNELへと移籍することを発表。世界3位という偉業を成し遂げたチームのロースター変更には、ファンから驚きの声が上がった。
「単純に3人で活動するなかで、これ以上の成長はないと感じてしまって。今後も戦い抜くためにチームとして何かしらの変化が必要だよねということを3人で話し合いました」(Ftyan)
FtyanはLejettaの卒業について、そのように振り返る。 PULVEREXにおけるLejettaの占める役割は大きかった。状況が刻一刻と変化するバトルロイヤルにおいて、チーム全体の行動の指針を決め、有利な状況を作り上げるIGLという立ち位置。サブオーダーのsaku、オーダーのLejetta、ご機嫌ムーブのアタッカーのFtyanという役割分担を行いながらも、ときには“ワンマンIGLのチーム”となってしまうことも少なくなかったようだ。
「Lejettaさんのオーダーに僕らがついていけたら試合に勝ち、逆にそこが上手くいかないと負け。そんな方針を続けるなかで、Lejettaさんが僕らに対して不満を抱えてしまったり、逆に僕たちも少しは思うところもあったりして。お互いに『言いたいことが言えない』という側面があったと思います」(saku)
今年25歳でチーム最年長のsakuは、チームを俯瞰で見る存在。世界を目指すチームとして、さらに上を向くためには、“対等な立場で言い合えるような人”を求めた。
「Lejettaさんのポジションを埋める人を探していたわけではなかったです。誰が入るにしろ、僕らがIGLをやってもいいとも思いましたし、そこまで役割を絞らずに僕とsakuさんとの相性面を重視して探していました」(Ftyan)