水溜りボンド、9回目の無人島企画は“ガチャ要素”を追加 極限状態で見せた究極のエンターテイメント
YouTuberコンビ・水溜りボンドが、今月1日から13日に渡り、毎年恒例である無人島企画を投稿。最近では多くのYouTuberが無人島企画に挑戦しているが、彼らは2017年から春夏の年2回、必ず無人島に訪れるほどの“ベテラン”である。今年も水溜りボンドの夏の風物詩として、通算9回目となる無人島1泊2日生活が展開された。
今回は“ガチャ要素”を追加
水溜りボンドの無人島企画は、ただサバイバルをするだけではなく、企画要素を入れ込むのが定番となっている。2018年からは、大物YouTuberたちが事前に用意してくれたものだけで無人島生活を行うシリーズを展開。
今年の春にはそこに「24時間生配信」として、無人島に着き、島を出るまでのほぼ全てのシーンが視聴者に生配信されるという画期的な試みも行われた。
そして今回はさらに企画がパワーアップ。大物YouTuberたちから無人島用ではなく、プライベートの“直近で買った物”を貰い、ランダムで引いて無人島生活をするという“ガチャ要素”が組み込まれた。
大物YouTuberとして企画に参加したのは、史上最多の27人だ。ヒカキン、はじめしゃちょーといったトップYouTuberから、盟友である東海オンエアやフィッシャーズ、新世代である平成フラミンゴやコムドットらが協力。
1時間に1つ箱を開封するというルールのもと、「誰がどんな物を買っていそうか?」を上手く予想する推理力と運が試された。
しかしこのガチャ要素が、これまでの無人島企画イチ過酷なものへと発展することになった。
極限のエンターテイメント
「おそらく生活用品だろう」と予想し、最初に開けた平成フラミンゴ・RIHOの箱には、小さなおもちゃの車2台のみが入っていた所から、徐々に歯車が狂っていく。
中には直近で食料品を買ったという“アタリ”のクリエイターもいるはずなのだが、ことごとく“ハズレ”を引いてしまう彼ら。カーテンやリュック、スウェット、激辛グミなど、「今じゃない!」というものを続々と引き当てながら、一行は何も食べれないまま日没に突入する。
しかし、そんな過酷な状況でもギスギスすることなく、むしろその極限さゆえのアドレナリンによって、はしゃぐことも、笑いを取ることも忘れず、最高のエンターテイメントを見せる一同。その一つともいえるのが、ジャンケンだ。
唯一の食料である釣った魚や、寝具なども、今回度々登場する“ジャンケン”によって、天国と地獄の命運を分けた。カンタに至っては、そのジャンケンでビリとなったために、釣った魚も食すことなく根気で就寝。最終話に至っては、トミーの芸風が壊れるというシーンも。極限によるジャンケンの魔力なのか、トミーの普段のキャラ設定にはない、東海オンエア・しばゆーが用意した腹出しコスプレ衣装を着ることとなった。
ガチャ要素や極限のジャンケンによって、過去イチで過酷な無人島企画となったが、それに比例するように普段の動画とはまた違う面白みが随所に見られた今回の企画。コメント欄には、一度彼らから離れた視聴者が帰ってきている様子も見られ、登録者が伸びていく様子も見られた。最終話を迎える直前のプレミア投稿には、1万人を超える同時接続者が視聴するなど、注目度も高かった。
また今回は一緒に無人島生活を共にする仲間として、後輩YouTuberで同じくコンビの伊吹とよへも参加。過去には“水溜りハウス”と呼ばれるシェアハウスで同居していた後輩たちとも無人島サバイバルを経験してきた水溜りボンドだ。その賑やかさをまた彷彿とさせる雰囲気に、昔ながらの視聴者が安心する場面もあったのではないだろうか。
また、最後まで見てくれた視聴者には「水溜りボンドは飾らず、自分たちらしく、楽しんでYouTubeしていきます」とお礼と共に力強く宣言するテロップもあり、彼らにとっても視聴者にとっても充実した夏となったに違いない。
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