画面を見ているだけで癒される? 心身をほぐす”ゲーミングChill”で晩夏を乗り切ろう
『Unpacking アンパッキング』
最後は、ドット絵グラフィックが懐かしさを演出する『Unpacking』を紹介したい。本作のテーマは「引越し後の荷ほどき」。プレイヤーは新居に引っ越した主人公の所持品を段ボールから一つずつ取り出し、スペースやレイアウトを考えながら部屋内へ配置していく。その際、どこになにを置くかはプレイヤーの自由(スペースの制限を除く)であり、現実の荷ほどきと同じ要領で脳と手を回転させることになる。とは言え、本作には制限時間を示すタイマーは存在せず、規程のミッションなども特になし。ゆえに自分のペースで遊べるのが魅力と言える。
くわえて、本作は”マイペースに楽しめる荷ほどきパズル”以外にも、”荷ほどきを通してキャラクターの生い立ちや感性を伺い知る”といった側面もある。
たとえば、最初のステージは玩具や勉強道具が溢れているものの、引っ越しを繰り返すごとに玩具は減り、代わりに大人びた洋服やPC、一人暮らし用の自炊道具……など、引越し先に持っていく品物が段々と変化。こうした品々から主人公がどんな人間でどのような生活を送っているのか、プレイヤーなりに推察することができるのだ。
キャラクターの人生に思いを馳せ、同時にのんびりパズルゲームも楽しめる『Unpacking』。「気分転換を兼ねや部屋掃除や模様替えが好き」という方は、まず遊んでおいて損は無いだろう。
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