BBを演じる下屋則子も登場。美麗イラスト満載の「ワダアルコ展 Fate & Fate/EXTRA ART WORKS」内覧会レポート

ワダアルコ展内覧会レポート

 内覧会の後半には『Fate/EXTRA』シリーズでBBの声優を務める下屋則子さん登壇のフォトセッションが行われた。その内容をお届けしよう。

ーー今回「ワダアルコ展」をご覧になっていかがでしたか?

下屋:見終わったばかりで興奮覚めやらぬなかですが、元々ワダ先生のイラストには、ネロのカラーだからでしょうか、「赤」のイメージを持っていたので、入ってすぐに真っ赤な装飾の中にネロの書き下ろしの肖像画があって、なんてイメージにぴったりな展覧会の入り口なんだろうと感動しました。そこから『Fate/EXTRA』シリーズの展示が始まるわけですが、見応えのある作品ばかりで、思い出深いイラストもあったりして、一枚一枚じっくり見させていただきました。どうやってこの絵を描こうってイメージされたんだろう?と不思議になるくらい素晴らしいデザインのイラストばかりで感動しました。あっと驚く仕掛けやサプライズもあり、最後まで楽しく見させていただきました。

ーー本展覧会では200点以上のイラストが展示されておりますので、ご来場の際にはぜひこのたくさんのイラストを楽しんでいただければと思います。続いてのご質問ですが、下屋さんはこれまでワダアルコさんの描かれた数々のキャラクターに出会われたかと思うのですが、改めて感想をお聞かせください。

下屋:初めて出会ったのはおそらく『Fate/EXTRA』のキャラクターだと思いますが、自身が演じたキャラクターを含め、先生が描くキャラクターは繊細で美しい、というのが第一印象でした。先生の絵には洋服や髪の毛がなびいていたり、花びらが舞っていたり、どこかに必ず動きがありますね。また、私は先生の描く目の表情が大好きで、先ほども「この瞳の中には一体どのぐらいの色が使われているんだろう」と考えながら展示会を見ていました。グラデーションもきれいで、私がBBを演じる際にも先生の描く瞳の表情に助けられました。

ーーいまお話にも上がったBBですが、BBを演じてきた感想なども改めてお聞かせください。

下屋:BBに出会ったのも約10年前ですが、最初は役作りに困った役でした。それまで演じていた間桐桜とも黒桜ともまた違う、ちょっとわがままで小悪魔なキャラクターにたどり着くまでが難しくて、現場で奈須先生ともディスカッションを重ねながら出来上がったキャラクターです。その背景には先ほどもお話ししたようにワダ先生のイラストに助けられた部分もたくさんあり、BBに命を吹き込むことができたのはワダ先生のおかげだとも思います。そこから『CCC』、いまや『FGO』にも登場することになり、海外の方にもBBちゃんのことを知っていただいて、世界中で愛されるキャラクターになっているのはとても嬉しいことだなと思っています。

ーーBBはメインビジュアルにも大きく描かれていますがこちらはいかがですか?

下屋:いつものBBは黒や赤のイメージですが、今回の描き下ろしのBBは淡い桜色で、初めて見た時にはなんで可愛いんだろう!ってびっくりしました。イチオシです!

ーー最後の質問ですが、今回の展覧会の見どころは?

下屋:初めに目に飛び込んできた、正面のネロの肖像画です。なかなか見ることのできないものですし、この距離で見られるからこそ楽しめるイラストですよね。入ってすぐ混んじゃうんだろうな(笑)。そこから始まってたくさんのイラストを見ていく中で、思い出深い作品やお気に入りのものを見つけることもできるでしょうし、時間をかけて最初から最後までじっくり見てほしいです。

ーーネロの肖像画は写真撮影ができないので、ぜひ直接ご覧になってほしいですね。

下屋:わたし、この肖像画が展示会のあと、最後にどこにいくのか気になってます。欲しくなっちゃう(笑)。

ーー最後に、展示会に来場するファンの皆様にメッセージを!

下屋:今日はすごく暑くて(笑)いよいよ夏本番という気候になりましたが、ぜひ銀座の涼しい会場で、ワダアルコワールドを存分に楽しんでいただく、そんな夏の過ごし方も素敵かなと思います。ぜひみなさんの夏の思い出の1ページにしていただけたらと思います。普段、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスで先生の絵を見る機会はとても多いと思うのですが、今回の展示は冒頭の肖像画もそうですが、直接見る作品の良さ、というのを体験・堪能できる場所になっていると思うので、ぜひ直接足を運んでいただいて、先生の作品を思う存分楽しんでいただければと思います。本日はありがとうございました!

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