人気YouTuberが相次いで結婚&破局を報告……動画で表出したそれぞれのスタンス

 7月3週目は、QuizKnockの河村拓哉の結婚報告動画やスカイピース・じんとヘラヘラ三銃士・さおりんが破局を報告する動画が急上昇にランクイン。メンバー、ファンも感情が揺さぶられた報告を、当人とグループのスタンスとともにおさらいしてみたい。

 QuizKnock・河村拓哉は7月9日、作家の篠原かをりとの結婚を発表。7月13日にはQuizKnockのメインチャンネルで、メンバーたちに結婚を報告する様子が公開され、急上昇1位にランクインした。撮影前に河村の結婚を知っていたのは、本人とスタッフのみ。CEOであるクイズ王・伊沢拓司でさえ、河村の結婚を知らされていなかったという。

 この動画の本来の趣旨は、メンバーそれぞれがプチカミングアウトするというもの。しかし河村がこのプチ報告会に“結婚”という超重大報告を入れ込んできたのだ。しかし、ただ報告するとはいかないのがQuizKnock。YouTuberたちの結婚報告はストレートなものがほとんどなのだが、今回の報告の仕方はなんと人狼ゲーム。メンバーたちは、早押しクイズで正解したメンバーからもらえるヒントを元に議論を交わし、結婚するメンバーを探っていった。ゲームの中には、ヒントが書かれたカードや役職が書かれているカードが登場するのだが、カードには結婚式の招待状のようなデザインが施されるといった粋な演出も。議論を重ねること4回目、いよいよ河村が「結婚します」と発表すると、その日1番の盛り上がりを見せたのだった。

【お相手発表!】この中に、結婚する人がいます【未公開シーン】

 サブチャンネルでは、河村のお相手を探る「YES/NO」ゲームの様子を公開。この発表方法は河村が自ら提案したもので、「クイズをやっている方」「慶應義塾大学の人」「(河村よりも)歳下」「著書に『恋する昆虫図鑑』がある」といった質問が飛び交い、メンバーたちは河村のお相手が篠原であることを突き詰めた。2016年に活動を開始したQuizKnockだが、結婚するメンバーが出たのは今回が初めて。「慣れてなさすぎて」と話す伊沢からは、時の流れを感じたという感想も聞こえてきた。クイズ形式で結婚とそのお相手もクイズにしてしまうというQuizKnockらしさが詰まった動画は、彼らのエンタメ力を大いに証明するものになったようだ。

【ご報告】スカイピースじんたんとお別れ致しました。
ヘラヘラ三銃士さおりんとお別れいたしました

 一方では、スカイピース・じんとヘラヘラ三銃士・さおりんの破局も大きなニュースに。今年の元旦に大きく熱愛が報じられると、ふたりはそれぞれのチャンネルで堂々と交際を宣言。女性ファンが多く、人気低迷にもつながり兼ねない交際報道に真正面から向き合い、交際を認めたじんには、YouTuber仲間を含め視聴者からも大きな反響が寄せられた。そんな熱愛発覚から6カ月、ふたりが発表したのは破局だった。

 その理由は、多忙によるすれ違い。撮影や編集、打ち合わせ、ライブの練習に追われるというハードスケジュールをこなすじんが、さおりんと過ごす時間を確保できないことに申し訳なさを感じていたという。「絶対さおりんには無理させてる」と話すじんは、「1個も悪いところない」とさおりんを擁護。さおりんはというと、「無理とか我慢してるつもりはなかったけど、じんくんの負担になってた」と述べ、別れは「話し合って決めた」と、ふたりの交際を応援してくれていた視聴者に理解を求めた。

 ふたりの交際を見守ってきたヘラヘラ三銃士のリーダー・ありしゃんは、今回の報告に「予想以上にYouTubeはプライベートと仕事を両立するのは難しいと思った」とコメント。多忙な2組のメンバーの交際がいかに難しいものだったかを物語っている。スカイピース・テオくんはというと、じんの自分勝手な別れの申し出を「さおりんの愛で受け入れてくれたってところは、本当に大人」と、さおりんに感心したとのこと。相方・じんの身勝手さを指摘しながらも、じんの気持ちを受け止めたさおりんとヘラヘラ三銃士に感謝を述べた。

 両グループに温かく見守られながら、ふたりが交際した期間は1年半。ふたりが迎えたのはハッピーエンドではなかったが、喧嘩やトラブルもなく円満に関係を解消したこともあり、さおりんは破局について「イジってもらっていいです」と述べている。さおりんのコメントからわかる通り、当人含めグループ間の関係は良好。今後はYouTuber仲間として、交際宣言前のように仲良く2組がコラボする動画が見られそうだ。

 結婚発表をグループの根幹をなすクイズでやってのけたQuizKnockと、別れという悲しい報告を両グループでしっかりと受け止め、グループとして視聴者に伝えたスカイピースとヘラヘラ三銃士。動画に対する意見はさまざまだが、当人たちやそれぞれのグループ内外の関係性が垣間見れた動画に、何かしら心が動かされた視聴者は多かったのではないだろうか。

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