『青春スター』5話ーー日本人参加者・タクマ、第1ラウンドを突破できるか? 8人の脱落者が決定

『青春スター』5話

 新たなグローバルスターを生み出す注目のオーディション番組「青春スター」。迎えた5回目の放送は、本選第1ラウンドの決着を含めた見逃せない展開だ。今回も多くの実力派によるステージが繰り広げられた。

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 これまでのポイントはアイドル・シンガーソングライター派が9、ボーカル派が6。どのジャンルにも逆転のチャンスがあるだけに、プレッシャーのかかる勝負となる。そんななか、ボーカル派の2人によるバラードユニット、シンガーソングライター派からは個性豊かなR&Bチーム、そしてアイドル派からは爽やかなメンバーの5人組が登場した。

 日本人のタクマも含むアイドル派が挑戦したのはTOMORROW X TOGETHERの「CROWN」。エンジェルたちを思わず笑顔にするような可愛らしさと、ダンスブレイクでのパフォーマンス力が魅力だった。

 メンバーの実力差はあったものの、隊列の綺麗さやグァンヨンのボーカルやタクマのエネルギッシュさが評価されていた。

 シンガーソングライター派は、それぞれが予選で持っていたような楽器は手にせずステージに上がった。

 ジョンハンとスミンをはじめとする個性豊かな面々が集まり、ラップパートの多い楽曲をR&Bに編曲していくことに。「若くて洗練されたセンスを見せたい」という4人の想いを元に、キム・ゴンモの「Sleepless Rainy Night」を自分たちのものにしていた。バッチリと合ったハーモニーと計算された構成で会場全体を圧倒し、エンジェルからも高評価の結果に。

 この時点で最下位だったボーカル派からの2人は、失踪した父を探したいというヨンウンの気持ちも背負ってのステージとなった。

 普段は個々の活動が多い彼らは、一緒にやることの楽しさを噛み締めながら練習に励んでいた。甘く声のトーンのよく合う2人のステージは心地よく、中盤から突然変わった雰囲気もかわいらしい。手拍子したくなるような明るさに、2人の不慣れなダンスと完璧なハーモニーが魅力的なステージとなり、選曲もよく、全体的にエンジェルからの好感度がとても高いステージであった。会場からの評価も上場だったようで、見事ボーカル派初の1位を獲得。

 5組目の勝負の結果により、全チーム1点差というさらにハラハラする展開に。そんな中登場した最終組は、正統派バラードチームであり最強のメンバーばかりのボーカル派、元々のデュオを含む安定感ばっちりのシンガーソングライター派。続いて清涼感に溢れたアイドルチームだ。

 最初のステージは、ビジュアルも実力も兼ね備えたシンガーソングライター派。今回はモダンロックのジャンルでの挑戦となった。正反対の声のトーンを持つメンバーが集まったチームに、ソクジュのプロ顔負けの編曲スキルが光った。

 順調な練習が続いたが途中からソクジュの体調不良が心配され、その不安が消えない中での本番となった。しかし、個性的なユシンの声を生かした構成と演奏のパフォーマンス、そして安定した全員のスキルの高さで好評を得た。

 ボーカル派は、追加合格となったドホンを含む3人組。他のメンバーの歌の実力に負けないよう力の限り努力する彼を、ヨンウンとテヒョンが支えながら同時に良い影響を受けていた。

 高め合って積み重ねた練習の成果と感情のこもった歌に心を打たれるような本番で、感動のあまり涙を流す聴衆まで。難しい楽曲だったものの、さすがの実力で歌い上げ、エンジェルたちも結果が予想できないとしていた。

 最後のステージはアイドル派。ヒョンのダンスの覚えが遅く他のメンバーが戸惑うことになったが、一生懸命覚えようとする姿や謙虚な姿勢で「努力派」と言わしめ、結果的には他の3人のモチベーションにもつながっていた。しかし中間点検では反省点が見つかり不安のあまり涙を流し、今回の本番前も不安のあまり震えと過呼吸に悩まされてしまったヒョンだった。

 その心配をよそに、本番はボーカルもダンスも安定して余裕まであるように見えた。ドハのボーカルは完璧で、ソンユンもチームの要として最高の姿を見せた。ヒョンもその努力がエンジェルにまで伝わり、予選からの成長に感嘆の声が上がっていた。

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