『青春スター』3話ーー日本人参加者カズタが苦戦? 過酷な本選のルールとは……

『青春スター』3話

 6月2日に3回目の放送を迎えた、今注目のオーディション番組『青春スター』。「アイドル派」「ボーカル派」「シンガーソングライター派」の3つに分かれて、新たなグローバルアーティストを生み出す日韓合同オーディションであるこの番組は各ジャンルの参加者のレベルの高さに注目が集まっている。すでに実力派揃いの予選編、今回はどんな強者たちを見ることができたのだろうか。

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 まず初めは「アイドル派」からチーム「Ko Ko Bop」。スタイル抜群でサッカーの才能も持つパク・ヒョン、緊張気味の元気印ロビン、愛嬌でアピールしたイ・ハンジュン。難易度の高いEXOの楽曲で挑戦したが、エンジェルはスター性を感じると言っていた一方で、テクニックも必要なため練習生の経歴も長い2人と比べてヒョンには差がついてしまった。グループとしては不合格となってしまったが、ハンジュンのみ個別投票で次のステージに進出した。

 次に登場したチーム「Fire」は、チームワークの良さが伝わってくる4人組。全員での本選進出を目標に支えあってきたようだ。若さを感じるフレッシュな歌声でBTSの「Fire」を力一杯披露した。互いに補い合ったり息をぴったり合わせたりするチームワークはエンジェルにも伝わっていた。まだ改善点はあったようだが、150票で本選への切符を手にした。

 「シンガーソングライター派」から登場したのはキム・ジュンソク。自作曲「君のフィード」は、SNSを見ながら感じた片思いの人への想いを綴ったものだった。恋をしたときのどこか自虐的になってしまう気持ちが繊細に描かれており、SNS世代の若者には刺さる歌詞だ。うっとりするようなギターの音色と歌声で会場を魅了し、エンジェルも全員が本選進出を確信していたが、6票足りず不合格となってしまった。

 今回3組目の「アイドル派」チーム「90’s Love」。練習テストでもその完成度の高さから1位を獲得しており、他のチームからも実力を認められていた。日本人メンバーのタクマも参加するチームだ。ぴったり揃った難易度の高いダンスと抜群のリズム感で、ダンスも歌も完璧にこなした。得意の足蹴りも炸裂し、エンジェルからの大絶賛とともにスターパスを手にした。

 「ボーカル派」からは、ビジュアルのイメージとは違い力強いバラードを披露するというク・ドホン。「Far away」を披露したが、宣言通り強い情熱を感じる歌声から、しっとりと優しさを含む熱のある歌声まで、しっかりと使い分けていた。丁寧に歌う姿が印象的だったが、残念ながら合格とはいかなかった。

 最後の挑戦者、”歌う使用人”というスローガンでやってきたのはボーカル派のカン・チャンフィ。父親の会社で手伝いをしているという彼は、これまで歌を習ったことはないという。 イム・チャンジョンの「Love affair」をやわらかい歌声で披露した。歌っているときの表情も曲にあった歌い慣れたような微笑みで、低音から高音まで美しかった。エンジェルも会場の参加者たちも彼の歌声に包み込まれ、見事史上最高の82票で合格となった。

 合格者54人を輩出しここで終わりと思われた予選だったが、ステージに呼ばれたのは不合格者の同じく54人。エンジェルにより”エンジェルパス”が行使され、話し合いの上で観客には選ばれなかった原石が推薦されて復活となるという。

 呼ばれたのは、まず「ボーカル派」からク・ドホンとムン・ジェホ。ジェホは、喉の不調がありながらも最後まで歌い切った諦めない姿勢から評価された。「シンガーソングライター派」からは4人。ユシン、パク・ヘウォン、キム・ジュンソク、ク・ギフンだ。特にギフンは、ともにユニットを組んでいるギョンミンが先に本選の進出を決めていたため、合格者たちからも安堵の声が上がった。

 最後に発表された「アイドル派」の追加合格者は6人。まずはキム・ジュンス、ドワンがエンジェルたちの満場一致で合格した。次に発表されたのはメインボーカルとしての実力を買われたパク・ソヒ。続いて、今後に期待されリーダーシップが評価されたキム・ガウォンが合格した。残る2枚のパスはチーム「Ko Ko Bop」から不合格となってしまった2人に渡され、3人揃っての合格を果たした。追加合格者たちは、合格者と再会しともに喜びを分け合っていた。

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