初見一発クリアは不可能? 話題の鬼畜ゲー『white200』に迫る。
競技プログラマーである百千万億萬氏が5月11日、『White200』という「200色ある白の中から目的の白を探すゲーム」を自身のTwitterで発表した。
思い立って、200色の白の中から目的の白を探すゲームを作りました!
みんな遊んでね!
200色の白から見つけよう! - White 200 https://t.co/DxYz87J9qa #white_200 pic.twitter.com/QpxpfOa1dk
— 百千万億 萬 (@TumoiYorozu) May 11, 2022
公開されるやいなやたちまちTwitterをはじめとするSNS上で人気を集め、発表の翌日には“white200”がトレンド入りを果たした。モデルのアンミカがバラエティ番組で言い放った「白って200色あんねん」という言葉とゲーム性にからめたネットミームも生まれた。
このゲームは無料で登録も不要なため、リンクからのアクセスで誰でもプレイ可能だ。クリックすると、まずは比較的識別しやすい200色によるチュートリアルが始まる。何度でも回答できるが、ハズレを選ぶと持ち点がマイナスされ、選んだ色のカラーコードが表示され、選んだ色には正解色で白の斜線が引かれる。カラーコードは6桁の数字とアルファベットで構成され、先頭2つが赤・中2つが緑・末尾2つが青と各色の強度を示している。#000000(真黒)から#ffffff(純白)まで、全16,777,216色を表現。なお1桁目が#fから始まるものが白に分類される。
この『white200』はさまざまな形で楽しまれており、通常にプレイするだけでなく、なかには正解の白を画像認識によって瞬殺で解くスクリプトを作る強者や地道にチャレンジし攻略法を探す人など数多くの報告がされている。200色中なのに正解するまでに200回以上かかったというケースもあるという。さらには公開から4日後の5月16日時点では台湾からのアクセスが日本の倍になる程多かったそうだ。Facebookの利用時間が世界一長いといわれる台湾。SNS文化の浸透やまとめサイトにて中国語で多数取り上げられたことも流行に至った理由と考えられる。
攻略例
・お題の色とひたすら見比べる。
・その色の特徴を見つける。
・使用機器の画面を明るくする。
・デベロッパーツールで値を調べ照合する。
流行しているとはいえ、『white200』を取り巻く現象にはまだまだ伸びしろがありそう。たとえば電脳少女シロが5月27日の生配信にて『white200』をプレイした動画が興味深い。
作戦を立てゲームを進めるスタイルに視聴者参加型のようで楽しかったと反響があったものの、シンプルゆえに画面の変化が少ない、プレイ中(色を探す、考える間)のトーク力が求められる、など配信者目線での課題もあるとのこと。逆をいえば、これらをクリアして上手く実況・配信でき、大きな話題になると、さらにゲームとして多くの人に周知されそうだ。