『彼とオオカミちゃんには騙されない』最終話ーー“オオカミちゃん”、そして“彼”は誰?すべてが明かされた衝撃のラスト

『彼とオオカミちゃんには騙されない』最終話

 最終告白を見届けて、オオカミちゃんはユリホ(大峰ユリホ)とまゆ(北澤真悠)だった。

 ユリホはオオカミちゃんにしては優しすぎたのだろう。ゆうき(櫻井佑樹)からの真っ直ぐな告白に対して「嘘をついたままもう会えないのが悲しい」と涙していたのが印象的だ。思えばまゆ(北澤真悠)が脱落した際にユリホは「自分の花火が白だった時に、自分じゃなかったんだって思った」とどこか苦しそうに話していた。ゆうきが散々「わかりにくい」「言葉をくれない」と悩んでいたことは、そのままユリホのオオカミちゃんには完全になりきれない優しさだったとも言い換えられる。マイラ(新井舞良)が女子5人を呼び出した太陽LINEで「とりあえず一回ハグしとく?」と言い出したのもユリホだった。きっとユリホにとっては、共同作業のリーダー業が心の支えになっていたのだろうと思う。

 そして、サスケ(SASUKE)からまゆへの告白は、今シーズンから加わった新ルールゆえの切なすぎる展開が見られた。やはりサスケが“彼”だったのだ。まゆはサスケの告白に、風船を放すより先に抱きしめて、彼に見えないところで背中越しに風船をリリースした。“オオカミちゃん”であるまゆと、そうでないゆなにアピールされていた際にサスケは何を思ってまゆを選んだのだろうか。やはりレオ(松本怜生)のゆなを想う気持ちに心打たれてのことなのだろうか。それとも、自分が“オオカミちゃん”が誰かわかっている状況下で、それを避けて恋愛相手を選ぶのは何だか申し訳ない、ある種卑怯だとどこかで思ったのだろうか。

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